1445:拒否しよう。
おや?
私はシェラを撫でていたはずなんだけどな。
いつの間に逆になっていたんだろうか。
まぁなんか楽しそうだから、別にどっちでも良いか。
む、なんかぴーちゃんの雰囲気がちょっと柔らかくなった気がする。
何か話し合いでもしてたんだろうか。無言だけど。
……柔らかくって言っても、警戒レベルが下がっただけって程度かな?
むーって顔なのは変わってないし。
ほらほら、敵意は無いんだからあんまり睨まないの。
いや、意識して抑えてるというか隠してるだけかもしれないけどさ。
少なくとも今……というかここでは大丈夫だから。
お、小鳥さんがふわふわ近づいて……
「ぴ」
こっちくんなとばかりに羽でぱさぱさ扇いで追い払った。
あ、めげずにUターンして…… うん、また飛ばされてるな。
小鳥さんサイドとしては、仲良くしたいって感じなんだろうか。
まさか噛みつきに行ってる訳じゃないだろうし。
……賢いというかややずる賢いって感じに近い子みたいだし、「いいじゃないっすかー」みたいなノリで取り入ろうとしてる可能性も有るけど。
ってこらシェラ、ほっぺをむにーって引っ張るんじゃありません。
ご主人様を変な顔にするんじゃない。
「ぴぁ」
ええい、しっかり見てるんじゃないよぴーちゃん。
いや、まぁ和んだならそれはそれで良い事だけどさ。
あ、うん、小鳥さんの接近を許すかどうかは別なんだね。
無音で戻って来てたけど、きっちり吹っ飛ばし直してる。
しかしなんだな。
特に壁に叩きつけたりはせずに普通に押し戻してるだけな辺り、完全に嫌ってる訳じゃなさそう。
まぁ単に、あんまり意味が無いからやってないだけかもしれないけど。
ぶつけてもどうせノーダメージだろうしね。
……そもそも普通にやって叩きつけられるものなのかな?
壁まで行っても、壁にぶつかった空気の流れに乗って横にスイーって滑って行くかもしれないし。
でもさっきはもふんってショック吸収してたんだよなぁ。
うーむ、よく解らん。
……まぁ多分、考えるだけ無駄なんだろう。
よく解らない生き物の代表格が言うのも何だけど、よく解らない生き物だし。




