1444:交通事故は回避しよう。
あ、また投げ…… 今度はもふんもふんとスピードを落とさずにバウンドして元の場所に返って来た。
ぽふっとキャッチして、良い子良い子って撫でまわしてる。
どうなってるんだあれは。
君、そんな弾力無かったでしょうに。
「ぴっ」
「あ、ごめん」
ちゃんとこっちを見てって叱られてしまった。
でも今の、可愛いなぁじゃなくて何だアレ……って感じだから許して?
「よし、それじゃシェラ…… 割り込みは良くないですよ」
ぴーちゃんを撫で終えてシェラを呼ぼうとしたら、横からジェイさんがにゅっと出てきた。
わざわざこっちにサイズを合わせて生えてくるんじゃありません。
「うふふ。それじゃシェラちゃんの後ね?」
「いえ、それも無いですけど」
「あらあら、残念」
後でねって取れる言い方はしたけど、撫でるとは言ってないぞ。
見てるだけだと暇だから絡んでみただけで、別に撫でられたいとは思ってなさそうだし。
いや、思われても困るけど。
わーいと走って来たシェラに高度を合わせて……
減速せずに突っ込んできたので一旦回避。
おふって言うだけじゃ済まないでしょ、その体当たり。
よしよし、それで良いんだぁぉふっ。
……うん、せめて怪我はしないくらいのスピードで来てくれないと、ご主人様困っちゃうからね。
でもお腹に顔を埋めてすりすりしまくるのは勘弁してくれないかな?
くすぐったいから。
ところで、ぴーちゃんはなんで小鳥さんと睨み合ってるのだ。
いや、ぴーちゃんは目隠ししたままだし、小鳥さんの方の表情はよく判んないけどさ。
……というかぴーちゃん、そんな「騙されんぞ」って顔しなくても。
単にかわい子ぶってるだけなんだから、そこは別に良いでしょうに。




