1439:微妙な話を吹き込まれよう。
「あ、そうそう」
「はい?」
ふにふにもふもふと小鳥さんのお腹を堪能していたら、唐突にジェイさんが声をかけてきた。
これは何か、嫌な情報を教えてくるつもりだな?
「その子、賢いって言ったでしょう?」
「言いましたね」
「で、可愛いでしょう?」
「可愛いですね」
とりあえず、少なくとも見た目はとても可愛いね。
「うふふ」
「……何ですか?」
なんだその笑いは。
クリオネみたいにカパァッて開いたりしないよね?
「最初から全部、自分が可愛いって理解した上での仕草なのよ?」
「あざとい子なのかぁ…… いや、うん、まぁ実際可愛いですけどね……」
「……そうなの?」って小鳥さんの顔を見てみると、「知らなーい」って感じで目を逸らされた。
いや、その通りだって言ってる様なものじゃないの。
でもまぁそうだとしても、特に問題は無いか。
意図的だったとしても、可愛くなくなる訳じゃないし。
さて、ふわふわで気持ち良いけどずっと突っついてても悪いし、降ろしてあげるとしよう。
「よし、ありがとねー。ってどこ行くの」
小鳥さんの乗った手を箱に向けて傾けていってみたら、ふわっと飛び上がってそのままふよふよと宙を漂い始めた。
この部屋から逃げたりは出来ないから慌てる必要は無いけど、一瞬ちょっと焦ったよ。
いや、そもそも鳥なんだから飛ぶのは当たり前なんだけどさ。
あ、一部を除いてね。




