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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1437/3903

1437:守護られよう。

「ぴゃっ!」


「ん? どしたの?」


 なんかシェラと一緒に遊んでたぴーちゃんが、驚いた様な声を出してすっ飛んできた。

 なんだなんだ、いきなりどうした。



「ぴぃー……」


「そこに入って来られると見えないよ?」


 私と箱の間にグイグイと潜り込んできたぞ。

 もふもふした鳥って事で対抗心を煽られたのか?


「ぴっ!」


 ……違うのかな?

 なんか怒った様な声と共にジェイさんを睨みつけてるけど。



「うふふ。大丈夫よ、ぴーちゃん。知ってるでしょう?」


「ぴぅー……!」


 ん、ぴーちゃんはこの謎生物を知ってるのか。

 「そうだけどさぁ」みたいな返事を返してるし。


 まぁ普通に存在する魔物らしいし、知ってても不思議ではないのかな。


 むしろジェイさんは、ぴーちゃんが知ってるって事をなんで知ってるんだろうか。

 鳥の世界では常識とかそういう事なのか?



 というかこの反応、もしかして守ってくれてたのか。


 ……危なくないって散々言われてたのに慌てて飛んで来るって、このちっこいのはそんなにヤバい生き物なのかな?



 あれ?


「そういえばこの子、洋紅色(カーマイン)って言う割に真っ白ですね」


 名が体を表してない気がするんだけど。


「それはね…… その前に、可愛がってあげたら良いんじゃないかしら?」


「あ、はい」


 ……詳しい事を知ったら迂闊に近寄ろうと思えない生き物だって、遠回しに言ってないか?


 まぁ大人しい子なんだし、実害が無いならセーフって割り切れば良いんだろうけどね。


 ぶっちゃけた話、召喚獣の子たちって大分ヤバい生き物が多いから、そういう意味では今更だし。

 そもそも【妖精】が何よりもヤバい何かだし。



「ぴっ」


 ……ぴーちゃん、箱を覗きこんで「変な事はするんじゃないぞ!」って感じでふわふわに一声かけて行ったな。

 そこまで警戒するかぁ……


 まぁ警戒レベルが高い原因に、『ジェイさんが出してきたもの』ってのも有りそうだけど。

 ぴーちゃん、ジェイさんの事は全然信用してなさそうだし。




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