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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1435/3902

1435:いろんな容器を見せてもらおう。

 しかし気になるから一応訊いてみたものの、よく考えたら別段無理に助けようとする義理も無いんだよね。

 まったく知らない人たちだし。


 いや、でも同情の余地も有るよなぁ。

 だってどう考えても研究所(ここ)、めっちゃ怪しいし。


 まぁ怪しかったら押し入ってみても良いかって言われると困るんだけどね。

 色々と調べてみれば、一応ちゃんとした施設だって判るかもしれないし。

 ……本当にちゃんとしてるかどうかはまぁうん、置いとくとして。




「そういえば…… って何やってんの」


 ふと気になった事を訊こうかと思ったら、なんか視界の端にぽいーんぽいーんと、凄い大ジャンプを繰り返してるシェラが映った。


「うふふ。楽しそうねぇ」


 あぁ、トランポリンを作ってあげたのか。


 ……いや、なんで?

 遊んであげてくれてるんだろうけど、チョイスがよく解らないぞ。



「おぉ……」


 よくあの体でくるくると宙返りが出来るなぁ。

 いや、もしかしたら重心の問題とかで案外やりやすいのかもしれないけどさ。

 その辺はよく解らないけど。


 うん、まぁとりあえず楽しそうだから気にしないでおこう。



 おっと、そうそう。


「しかし、よくあんな丁度良い容器が有りましたね」


「あら、あの辺りは結構よく使うのよ?」


 おや、そうなのか。

 あの辺りって言うのは私が使ったやつと、近くに有った似た様な膜が張られた小さい容器かな?



「こういった感じで、毒液を採取したりするの」


「おぉ、なるほど……」


 触手の一本を蛇の形に変えて、大きく口を開けて上顎の牙を膜にプスッと刺して見せてくれた。

 いや、別にそれっぽい液は出してくれなくて良いんだけど。


 今はジェイさんがやってるから自分から噛みついた感じになってるけど、普通は首のあたりを掴んで無理矢理開かせて、あがーってなってる所に容器を持って行くんだろうな。

 容器の方に蛇の頭を持って行くのかもしれないけど、それはまぁどっちでも良いだろう。



 っていうかそれ、穴開けちゃって良かったんだろうか。

 まぁ良いからやったんだろうけどさ。


 あぁ、現実と違って【錬金術】で元に戻せるから、あんまり問題無いのか。


こっち(・・・)は空気や光に触れると変質しちゃうタイプの為ね。容器自体と反応しちゃう事も有るから、その為にもいくつか有るわ」


 ゆらゆらと麻酔液が入った袋を揺らしながら言って、何で出来てるのかよく解らない袋を何種類か出してくる。


 ……なんか生物(なまもの)っぽいな。

 毒を入れたりする容器に使うんだし、そういう生き物の毒袋とかなんだろうか。




 あ。


「あー、毒と言えば家でお留守番してる新しい子が蛇系なんですけど、その子も毒を出せるみたいです」


「あらあらまぁまぁ」


 新しい素材が手に入りそうで喜ぶやら、その子はお留守番と聞いて残念がるやらで複雑な微笑みだな。


「まぁ機会が有れば連れてきます……けど」


「けど?」


 その機会が来るかは怪しいけど、それはともかくとして。


「すっごい怖がりな子なんで、脅かさないであげてくださいね?」


「はぁい」


 信用して良いものなんだろうか。

 いや、二度と来ないぞとか思われても自分が困るだろうし、そこは大丈夫か。



 ……問題は、脅かされたりする以前にジェイさんの存在自体を怖がりそうって事だけど。


 まぁその辺はジェイさんに頑張ってもらうしかないな。




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― 新着の感想 ―
[一言] 毒なら、ラキの毒も提供した事はなかった気が。 カトリーヌさんの手(の中身)をグズグズに溶かしちゃったヤツ。 なんかの実験で渡していましたっけ?
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