1428:油断は戒められよう。
まぁその辺は置いといて、だ。
訓練場は誰かが居る訳じゃないから、解るならスルーで良いとして。
「それじゃ、次はそっちに進んだ先に有る研究所ですかね」
「研究所? あー、もしかして、なんか高い塀に囲まれてる所?」
「そうですね」
やっぱり、なんとなく察しはつくんだな。
まぁあっちの方に有るそれっぽい建物って言ったらあれだよね。
いや、まぁ塀の中に有るのは建物じゃなくて生物なんだけど。
有ると言うか居ると言うか。
おっと、ロシェさんがさっさと出発しちゃってるからついて行かないと。
「あぁ、そうだ。研究所に居る人なんですけど」
「うん?」
大丈夫かもしれないけど、一応警告だけはしておこう。
「なんというか…… 頭に『狂』って付きそうな人達なんで、変に乗せられない様に気を付けてくださいね」
「あー…… うん、気を付けよう」
「二人とも物腰とかは普通というかまともなんですけど、会話の流れで変な言質取って来ようとする事も有りますから」
「……ノリで返事しない様にしなきゃだね」
「そうですね。まぁ大抵はからかってきてるだけなんで、警戒し過ぎなくても大丈夫だとは思いますけど」
まぁそのからかい方にも割と問題が有る気はするけどね。
リアクションが面白そうだと思われたら、アヤメさんみたいな目に遭いかねないし。
「いやいや、気を付けた方が良いよー?」
「いやいや、油断しちゃダメだよー?」
「んのっ!?」
あ、まだ結構離れてるのに双子さんが見に来てた。
唐突に声をかけてくるから、結構びっくりするよね。
「どうもー」
「ジェイがお待ちかねだよー。やぁ、警備のレストだよ」
「ディーもお待ちかねだよー。やぁ、警備のレイトだよ」
「あ、はい、どうも…… あ、可愛い」
……ロシェさん、変な所で強いな。
まぁ確かに見た目は可愛らしい二人だけどさ。




