1423:紛れ込んでみよう。
ん?
なんか隣のぴーちゃんも胸を張ってるんだけど、なんだいその「私が育てた」みたいな顔は。
いや、まぁちょいちょい声はかけてたし、そのおかげで綺麗に出来たのかもしれないな。
ぴーちゃんの羽じゃ道具がちゃんと持てないから、やり方というかコツが解ってたとしても自分じゃ実践出来ないし。
あ、ちょっと離れて座ってたういろうちゃんが、よいしょって感じで立ち上がってとことこ歩いてきた。
……いや、君は本当になんでなんだよ。
おすましして座ってるけど、そんな「凄いでしょ?」って顔をする要素は何も無かっただろうに。
「いやー、なんか懐かしいなぁ」
「ん?」
「こんな感じの事、昔学校でやったなーって思ってさ」
あぁ、現実での話か。
まぁこっちでやってたって話なら、懐かしいとは言わないか。
「ちょっとやってみても良いかな?」
「あ、はい。大丈夫ですよ」
色々回るとはいえ別段急ぐ必要も無いし、ロシェさんがやるなら私も訓練出来るし。
というか私が勝手に許可して良かったんだろうか。
まぁ騒いだりしなきゃ好きにやって良いよってスタンスだし、問題が有るならフミさんが止めるだろうから大丈夫なんだろう。
「【妖精】用の道具と素材はこっちに用意してくれてます」
「おー、一杯有る……けどこんなに【妖精】居ないよね?」
「まぁそこは予備って事で……」
私一人しか居なかった時からそんな感じだし。
……というかよく見たら、地味に数が増えてるな。
丁度良い暇潰しにでもなってるんだろうか。




