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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1411/3902

1411:動機を知ろう。

「だってさー」


 ん、悔しいとか以外に何か理由が有るのかな?


「悔しいじゃん」


 ……無かった。


「や、一応勝ったら見返りは有るんだよ?」


「そりゃ賭け事なんだから当たり前でしょう」


 勝っても何も貰えないんだったら、本当にやる意味が解らないぞ。



「あぁいや、そうじゃなくて」


「ん?」


「勝ち分とはまた別に、お店のサービス券……札?とかくれたりするみたいなんだよね。研ぎとか手入れとか、ちょっとした改良とか」


「あー、それはちょっと魅力的ですねぇ」


 普通のゲームで言うところの、サブイベントとかミニゲームみたいなものなのかな?

 この辺りにお店を構えてるって事は多分フミさんと同じクラスの職人さんなんだろうし、装備に手を加えてもらえれば結構な助けになりそうではあるなぁ。


 入手難度がちょっと問題な気はするけど。

 「めっちゃ強い」って言うくらいだし、下手したら普通に依頼するよりお金かかるんじゃないの?


 ……実はロシェさんが弱いだけって事は無いよね?




「おーい」


 うん?

 あ、ティアーナさんだ。

 ちょっと大きめの鞄を片手に持って、元気にこっちに向かって来てる。


「こんにちはー。あ、あの人はスキル持ってないんで、こっちの声は聞こえてないです」


 例によって向こうには聞こえてないけど、一応声は出しつつ大きめの動作でお辞儀して、ついでにロシェさんに忠告しておく。


「表通りの素材屋さんだっけ?」


「そうですね」


 あ、知ってはいるんだ。


 いや、まぁ別に何も不思議ではないか。

 研究所なんかとは違って堂々と表に有るお店なんだし。




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