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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1409/3903

1409:忘れ物は忘れておこう。

「それともう一つ」


 うん?

 まだ何か忘れてたっけ?


「せっかくリセットされたのですから、その前に一度体験されておけばよろしかったのではないかと。勿体無いですわ」


「ん? 何か有ったっけ」


 ……あー、うん、何が言いたいかは解った。



「いや、普通の人は溶かされたり食べられたりなんて、進んでしようとは思わないからね?」


「そうでしょうか」


 そうですよ。

 ……いや、でもやってみたいけどデスペナはなぁって人も結構居た様な。


 まぁうん、それが普通かって言われると微妙な気もするけどね。

 少なくとも、私の中での「普通」からは外れてるとは思うよ。

 一番普通じゃない生き物に言われたくないと思うけど。



「あー…… アレねぇ。まぁ気にならなくはないけど、私は別に良いかな……」


 やや苦笑気味だけど、ならなくはないのか。

 まぁ実際にやった人達からの評価が高過ぎるからなぁ……


 でもやたらと良い評判だけが並んでるのは、ちょっと疑った方が良い気もするよ。




「まぁそれは良いとして。こっちに行くって事は、次は工房なのかな?」


「あ、はい。そうですね」


 事前に行くって言ってあるし、まぁ判るよね。

 いや、別に隠す訳じゃないから判って良いんだけど。


「店主様はとても良い方ですので、ご安心を」


「……安心して良いの?」


「あー…… まぁ普通の意味でも良い人ですし、騒いだりしなきゃ問題無いですよ」


 カトリーヌさんに言われると逆に不安になるのは、ちょっと解るよ。

 どういう意味で「良い人」なのかって話になってくるし。




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