1405:余裕を持って切り上げよう。
「ほいっ、と」
ぺとりと蜜を付けてありがとーとお辞儀し、ロシェさんと交代して次の蜜を準備。
三人で回してるとちょっと時間に余裕が有って、丁度良い感じかもしれない。
「私はこれで最後ですわ」
「はーい」
とか思ってたらカトリーヌさんの在庫が終わっちゃったか。
「ロシェさんはまだ残ってる?」
「あと三個だね」
次の人のきゅうりに蜜を垂らしつつロシェさんに確認してみると、そっちもそろそろ終わりらしい。
っていうか今日、きゅうり多くない?
しかもなぜか私の番でばっかりだし。
これで四本目だぞ。
……まぁそれはともかく。
「私ももう殆ど無くなったし、この辺にしとこうか。少し持っておけば、たまに役に立つし」
主に贈答用として。
「それじゃこの……次の人までかな?」
「あー、そうだね」
ロシェさんの番でと思ったけど、次の人がもうお金払っちゃってた。
戻せなくもないけど、一応生ものだしね。
いや、まぁ肉や魚じゃあるまいし、野菜とか果物はそこまで問題でも無い気はするけど。
スーパーとかのなんて、大抵誰かが触ってるだろうし。
というわけで、兎さんにお願いして伝えてもらおう。
「はーいここでストップー。品切れだってさー」
あ、微妙に残ってる事は伏せててくれたな。
まぁ言う意味も無いし当たり前か。
えーって声が上がるけど、そこは仕方ないと諦めてね。
実際全部吐き出してもあと数人だし。
あ、よく見たら四人目にレンジャーさんが居た。
まぁ知ってる人だからって追加で出したりはしないけど。
特別扱いなんてしたら逆に酷い目に遭いそうだし。




