1404:事情を訊かれよう。
「はいはい、詰まってるからね」
何やってんのって呆れ顔な後ろのお姉さんに肩を叩かれ、ありがとねーと退場していくお姉さん。
退場って言っても、ちょっと離れただけだけど。
「んじゃこれ、よろしく」
「はいよぅ」
「いや普通で良いから」
あ、今度は止められた。
まぁ流石に二連続で外しはしないと思うけどね。
じゃあねーと小さく手を振って、二人が人混みに消えていく。
「頑張れよーぅ。私のせいなんだけどなー」
ロシェさんがよく解らないノリで手を振って見送る。
確かにそうではあるんだけど、そこはお互い納得しての事なんだから言わなくて良いでしょ。
まぁそもそも向こうには聞こえてないけど。
「あの二人は知り合いなのかな?」
「ロシェさんがパーティー組んでた人達ですね」
「あぁ、それで」
横から兎さんがこっそり訊いてきたので、簡単に答えておく。
別に普通に訊けば良いでしょうに。
どうせ小声でも私達には普通に聞こえるんだしさ。
「次は私で良いのでしょうか?」
「あ、ごめん。先によろしくー」
「了解ですわ」
次の人が来てるのに何も準備してなかったから、カトリーヌさんに一応の確認をさせてしまった。
準備してなかったからというか、その辺を考えてなかったからというか。
まぁ代理でやってもらったみたいな感じで、次の周から元の順番でやって行けば良いよね。




