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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1403/3904

1403:緊急回避を発動しよう。

 ぽとりと蜜を垂らして交代、を繰り返してサクサクと進めていく。

 特に難しい訳でもないから、初めてでも問題の起きようが……


 まぁうん、たまにかけづらい品を出されたりはするけど。


 木苺なんてまとめて買ってるんだから、そこに落とさせてくれないかな。

 なんで一房だけ摘まんで出してくるんだよ。



 おや?


「やぁやぁ、頑張ってるね」


「あ、来たんだ」


 ロシェさんとパーティー組んでたお姉さんだ。

 後ろにもう一人も並んでるな。


 街に居るしロシェさんも参加するしで、丁度良いから様子を見に来てみたのかな?



 次は私の番ではあるけど……


「それじゃせっかくですし、ロシェさんがやります?」


「ん? あぁ、そうだね」


 知り合いが相手だし、今回はロシェさんに代わってもらうとしよう。

 意味が有るのかは置いておく。

 ロシェさんも同意してくれたしね。



 用意してた蜜をロシェさんに渡して、少し下がっ……

 なんでサッカーのスローインみたいに振りかぶってるんだ。


「とりゃー」


「ちょっ、垂れる垂れる!」


「あぶっ」


「あ、ごめん」


 サービス精神なのかなんなのかよく判らないけど、無駄に勢いよくやってみたら着弾点がちょっとズレたらしい。

 お姉さんの咄嗟の動きに巻き込まれそうになって、慌てて後ろに下がってる。



 ただ今の下がり方、微妙に危なっかしかったな。


 つい現実とか今までのプレイの癖で、一瞬地上に居る感覚でバックステップしようとしてるのが見えたぞ。

 まぁその一瞬で気付いてちゃんと【浮遊】で後ろに飛んでるんだから、むしろかなり慣れが早い方なのかもしれないけど。


 下手をすると、後ろに跳んだはずなのに体が動かないから、慌ててその場で浮いたままわちゃわちゃと動いちゃう人だって居そうだし。

 というか、同じ状況だと私はそうなる様な気がする。




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