1393:会わずに出発しよう。
というかノーラちゃんってかなり控え目な子だし、あんまりグイグイ行くと逃げられそうな気もするんだけど。
いや、まぁ流石にその辺は上手くやるか。
エリちゃんだって別に、勢いだけで生きてるって訳じゃないんだし。
あ、シェラとういろうちゃんがぽてぽて走って来た。
呼びに行かなくて済んだな。
まぁ誰かと一緒って訳じゃないんだから、呼ばれるまで遊んでるって事も無いだろうけど。
「門の開閉はまかせろー」
「ありがたいんだけどそのノリは何なの」
「さぁ?」
……まぁうん、何でも良いけどさ。
「あっちー? よし、それじゃ頑張ってねー」
あ、めーちゃんに確認して走って行った。
ぐるぐる回ってるんだったら、ここで待ってればそのうち戻って来るだろうに。
「それじゃ、次は市場だね」
「ほい。てことはまたあっちだね」
方角は合ってるんだけど、先頭で飛び出すのはまだちょっと危ないと思うよ。
まぁ事故が有るなら、誰が死ぬかの違いでしかない気もするけど。
……そういえば、ノーラちゃんにもロシェさんを紹介しておくべきだろうか。
いや、別に良いか。
ただ外で会っただけの人達にまで紹介してたら、日が暮れてしまいそうだし。
そもそも大半はどこに居るのか知らないんだから、紹介しようにも会えなさそうだけど。
でもロシェさんは小っちゃい子が好きみたいだし、後で文句言われるかもしれない。
いや、まぁ知らないよで終わる話なんだけど。
正直な所、嫌いだとか嫌だって訳じゃないんだけど、あんまり遭遇したくない相手ではあるんだよね。
なんというかこう、精神的に疲れるし……
いや、まぁ上位互換みたいな人がずっと後ろについて来てるんだし、今更なんだけどさ。
ああいうのさえなければ、可愛らしい良い子みたいだし。
いや、それさえなければって意味でもカトリーヌさんが上を行く訳だけど。
まぁそれは置いておこう。




