1388:好き放題させてあげよう。
「ん?」
もふもふに埋まりながらぴーちゃん達を眺めていたら、えるちゃんから「んぬっ」て短い声が。
いい加減離れろって事かな?
でも嫌がってる感じはないし、何だろうか。
「……良いの?」
試しにちょっと離れてみたら、ごろんと向きを変えて仰向けにがばーっと開いたポーズで「さぁこい」って顔に。
いやうん、良いって言うなら遠慮なくモフらせてもらうけどさ。
よくその状態で姿勢を保ってられるよね。
「ずぼー」
「……何やってんですか」
何事かと思ってロシェさんの方を見てみたら、香箱座りの魅惑のポイント、折りたたんだ両手の隙間に右腕を突っ込んでた。
ちょっと羨ましいので、覚えてたらそのうち珠ちゃんにやらせてもらおう。
「ちゃんとやって良いか聞いたから大丈夫」
「はぁ……」
まぁあるちゃんが良いなら良いんだけどさ。
普通ならなんだこいつって顔されるんじゃないかな。
「ふー、満足満足。ありがとねー」
隙間に手を突っ込んだり尻尾の先を両手で捕まえてみたりと、割と好き放題してたな。
それじゃ、あっちが終わったならこっちも切り上げるか。
お礼を言って【妖精吐息】をふーっと吹いて、ロシェさんの代わりにあるちゃんにもふすーっと。
うん、気持ち良さげな顔のにゃんこも可愛いな。
いや、まぁ私の場合ほぼ全ての状態で可愛いって言うと思うけど。




