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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1389/3908

1389:見せつけてみよう。

 さてと。


「それじゃ、今回はこの辺で」


「うん…… あ」


 ん、何やらコンコンと控えめな音が。

 あぁ、エリちゃんが塔の地下室から直接こっちに来たのか。


「はぁい……」


「おいすー。元気ー?」


「元気ー……」


 声が穏やか過ぎて、あんまり元気を感じられないぞ。

 いや、そういう人ってだけだし、なんかそれはそれで可愛いけどさ。



「で、また物好きが増えたと」


 あ、ちゃんと気付いてた……というか知ってたか。


「だねぇ。あ、うちで働いてくれてるエリちゃん…… フルネームってエリシャ上村だったっけ」


 ……呼ぶ事が無いし一回しか聞いてないから、ちょっとうろ覚えなんだよね。


「一応ねー。まぁその子、知り合いだから紹介は大丈夫だよん」


「あ、そうなんだ」


 紹介しておこうと思ったら、別に必要無かったのか。

 まぁ私と違って表に出てた人達だし、見知ってても不思議では無いか。



「ずるくない?」


「はい?」


 なんだロシェさん、唐突に。


「いや、白雪ちゃんじゃなくてそこのクマがね」


「ソニアちゃんソニアちゃん。はい、ぎゅー」


「わ……」


 ……あー、うん、こんな可愛いのを独り占めして、って事か?

 いや独り占めでは無いけど、まぁそういう事なんだろう。

 悪い笑顔でソニアちゃんに絡むエリちゃんを見て、ぐぬぬーって顔してるし。


 なんていうか、仲良いな君達。



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