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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1380/3909

1380:持ち上げて戻そう。

「白雪ちゃん、この子のお名前なんてーの?」


「その子はクリスで、机の上からめっちゃアピールしてきてるのがラキですね」


「おっ、元気だねーラキちゃん。よし、こっちおいでー」


 自分も構えとばかりに笑顔で両手をぶんぶん振ってるラキに向かって、自分の頭をトントンと示してる。

 あ、わーいって顔でシュパッと飛び移った。

 相変わらず物怖じしない子だな。



「よし、白雪」


「はい?」


 まだ三分の一くらいの大きさだけど、どうしたんだろうか。

 ストップには大分早いぞ。


「抱っこだ」


「……はい」


 子供みたいに両手を広げて要求してきたので、潰してしまわない様に気を付けつつ両手でわしっと胴体を掴む。

 流石にこの位の大きさだとかなり軽いから、あんまり力は入れる必要も無いな。


 ……なんかコレットさんがズルいです姫様みたいな目でこっちを見てる気がする。

 いや、コレットさんの表情や思考なんて読めないんだから、多分気のせいなんだろうけどさ。



「よしよし。よろしくねー、クリスちゃん」


 お、接触に成功してる。

 まぁ急に動いて脅かしたりしなきゃ問題無いんだから、別段驚く事でも無いけど。


「ちょっと触ってみても良いかな? ……おふぉぅ」


 ……いや、うん、確かにクリスの鱗はつやつやだし意外とぷにっとしてるけどさ。

 なにその変な声。




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