1379:隠れてる子に構ってみよう。
お、離れた。
採寸が終わったんだろうけど、よく考えたらアリア様って見ただけで作れるよね?
まぁより正確になるだろうから、やった方が良いのは確かかもしれない。
「良し。では期待して待つが良い」
「はい」
希望とか出しておかなくて良いのかなって思ったけど、まぁ王女様に注文は付けづらいよね。
それにどうせ大量に作って来るだろうから、こっちから助言しなくても好みの服の一つや二つ有るだろうし。
「では白雪、もう一度頼むぞ」
「はーい」
椅子に座ったアリア様に向かって手を差し出して、あちら側から触れてもらって魔力を流す。
……だから揉むなと。
「んじゃその間に……」
ん?
「おいでおいでー」
あ、クリスが呼ばれてる。
半端に隠れてるから気になってたのかな。
ちょっと……でもないけど怖がりだし大丈夫かなって思ったけど、自分から行かずに静かに呼び寄せてるし、ロシェさんもその辺は察してるか。
お、そろそろと近付いて行ってる。
私と一緒に来た人だし大丈夫だろうって事…… 以上に、【妖精】に呼ばれたら逆らえない事の方が大きそうではあるな。
まぁそこまで怖がってはないっぽいし、そうだったとしても問題は無さそう。
さっきまでのこっちのやりとりで、荒っぽい人じゃなさそうだってのは解ってるみたいだしね。




