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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1364/3905

1364:お仕事に付き合ってもらおう。

 さて、庭園に帰ってきたわけだけど。

 モニカさんはどこに居るかなーっと。


 まぁ真ん中に向かって進んでれば…… あ、居た。

 容器も持って準備万端って感じで、門の所で待機してくれてるな。

 相変わらず優れた探知能力だよ。



「どもー、新人のロシェでーす。よろしくお願いしまーす」


 軽いなぁ。

 まぁ実際のところ、その位でちょうど良いんだろうけどさ。


「こちらの管理などを任されております、モニカと申します」


 綺麗な動きでよろしくお願いしますと挨拶を返すモニカさん。

 こういうまともな動作だけしてくれてれば助かるんだけどなぁ。


 いや、よく見たらこっそりういろうちゃんを凝視したりしてるな。

 そんなにこっそりでもないけど。

 うん、やっぱいつものモニカさんだな。




「それじゃ【妖精】のお仕事なんですけど、とりあえず今日のところは一緒にやってもらう感じでお願いします」


「はーい」


 えーと、前回はあっちで吸ったから…… 今日はこっち側で良いか。


「あ、まだ【純魔法】ってスキルは持ってないですよね?」


「うん、無いねぇ」


「【妖精魔法】の【蜜採取(ミツバチ)】で花の蜜を集めていくんですけど、空中に蜜の塊がそのまま出てくるんで容器が有った方が良いんですよね。ってな訳でこれをどうぞ」


「お、ありがとー」


 適当なサイズの魔力製のボウルをサッと作って、ロシェさんに提供しておく。

 別に素手でもやれない事はないけど、瓶に持って行く頻度が高くなりすぎて手間だろうしね。


 モニカさんはその方が嬉しいんだろうけど、まぁその辺はあまり気にしないでおこう。



「花に向かってスキルを使うと、こんな感じで出てきますから」


「おー。おっ、出来た出来た」


「ある程度溜まったらモニカさんの所に行って、自分の瓶に入れてまた次って感じですね」


了解(りょーかーい)。……ん、それは?」


 ん?

 あぁ、【施肥】の事か。


「【蜜採取】で蜜を取るとちょっとだけ弱らせちゃうんで、【妖精魔法】の【施肥】で栄養を与えてるんです。最初は覚えてないですけど、すぐに使える様になると思いますよ」


「あー、そういえばそんな事書いてあったねぇ」


「まぁ同じ花に延々とやったりしない限りは大丈夫ですから、一応って感じですけどね」


 あくまでもちょっと貰ってるだけだし、集めるのに使った場所はモニカさんも解ってるから、その分を考慮して手入れしてくれてるっぽいしね。

 日替わりで別の場所で吸ったりするのも、ほとんど気分の問題みたいなものだし。




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