1361:手続きは任せよう。
「まぁ基本的には害の無い良い人なんで……」
「基本的にはってところが気になるんだけど」
「飴ちゃんあげるからうちにおいで的な事を言ったりしますからね」
「変質者じゃん」
うん、否定できない。
その通りだとしか言い様が無いし。
「まぁ半分……いや三割……一割くらいは冗談みたいなものですし実害は無いんで」
「それ本気って言うんじゃないかな」
「実害は無いんで」
重要なのはそこだからね。
そもそもホイホイ釣られそうになったとしても、ジョージさん達にお仕置きされるだけだし。
「どもー」
また戻ってきました、と軽く挨拶をしておこう。
今のメインは私じゃないし。
「いらっしゃいませ、ロシェ様。私、受付のライサと申します。既にお聞きかとは思いますが、御用の際はこちらのカウンターまでどうぞ」
「あ、はい、ロシェです。よろしくお願いしまーす」
言った様な言ってない様なって感じだけど、その辺は黙っておこう。
「それじゃ、諸々の手続きをお願いします」
「はい。ではまずは、こちらをどうぞ」
「……あー、うん、とりあえず貰っといて大丈夫ですよ」
ロシェさん、当然の様に出てきた金平糖を見て困惑気味。
まぁ普通はそうだよね。
ずっと見てても仕方ないので一旦カウンターから降りて、下にいるシェラやういろうちゃんと遊んで待つとしよう。
ぴーちゃんもこっちおいでー。
「おぉ…… 良いのかな?」
私が降りてきたのを見たういろうちゃんが、その場にぼふっと転がってお腹を見せてきた。
一応聞いてみたらミャッとお返事してくれたので、遠慮なく飛び込ませてもらうとしよう。
……なんかキリッとしてるけど、別に勇ましい行為でも何でもない気がするぞ。
いや、可愛いから良いけどさ。
もふもふと堪能してたら、ぴーちゃんがそーっと近づいてきて隣に埋まった。
うん、気持ち良いよね。
ん、ちょっと動き始め……って、シェラが近くで転がって、ういろうちゃんの枕になってあげたのか。
今のはもふりと顔を乗せる時の動きだったんだな。
代わりに頭をわしゃわしゃ撫でさせてもらってる。
うん、仲が良いのは良い事だ。
「おーい、ずるいぞー」
「まぁまぁ」
なにやら上に居る飼い主から文句が飛んできたけど、良いじゃないのと返しておく。
やる事全部終わらせて解散したら、そこから先はいくらでもモフり倒せるからさ。




