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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1359/3907

1359:先に言っておいてもらおう。

「そうですわ」


「ん?」


 話の流れを完全に無視して、ぽふんと手を打つカトリーヌさん。

 この様子だと、いつもの暴走ではなさそうだけど。


「私は先触れとして、ライサさんに話を通しておこうと思いますわ」


「あー…… 暴走防止には良いかもね。お願い出来るかな」


 新しい【妖精】を見たライサさんが、また誘拐紛いの事をしようとしても困るし。

 まぁこっちも子供じゃないんだから、その位の暴走なら大した問題ではないけどね。



「おー…… 白雪ちゃんもあれくらい出せるの?」


「はい? あぁ、多分ですけど一応私の方が速いと思いますよ」


 びゅーんと飛び去るカトリーヌさんを見てのコメントに、一瞬意味を掴み損ねた。

 スピードをって事だな。


 ただ実際の所、カトリーヌさんのステータスとかをチェックしてる訳じゃないから、もしかしたら知らないうちに追い越されてる可能性だって有るんだよね。

 どういう行動で経験値を多く貰えるか解ってない以上、カトリーヌさんがたまにやってるおかしな動きのおかげでぐんぐん伸びてる可能性だって否定は出来ないし。


「うん、頑張ろう」


 なんか一人で決意してるけど、まぁ頑張るのは良い事だよね。

 ただ飛び回ってるだけでも結構育っていくんだし、意識して鍛えるならすぐに追い抜かれるかもしれないな。




「そういえばさ」


「はい?」


「お部屋に家具とかって有るのかな」


「あー、とりあえず今は何も無いんで、必要な物は後で寄る細工工房で発注してもらう感じになりますね」


 本当にただの空き部屋だからね。


 全部の部屋に一通り揃えておいても良いんだけど、家具にも好みってものが有るだろうしなぁ。

 まぁ作るだけ作っておいて、要るならどうぞって感じで倉庫に転がしておくって手も有るけど。


 とはいえ用意しておく理由も薄いし、多分相当暇にならないとやらないだろうな。

 やっても無駄になる可能性の方が高いし。



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