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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1353/3907

1353:海沿いの道を通ろう。

 ばいばーいと手を振って知らないお姉さん達と別れ、再度港への道を進んでいく。

 良いなーって顔してる人が居たけど、全員と遊んでたらいつまで経っても進まないからね。




 しかしこうしてみると、海に近付いてくると街の人達も海のお仕事してそうな人が増えてくるもんだな。

 いや、当たり前かもしれないけど。


 ほー、こんな所に釣具屋さんとか有るんだ。


 まぁこの体じゃ釣りなんて出来ない……というか、どっちかというと餌にされる側な気がするな。

 こんなの餌にして釣れる物なんて、どうせろくでもない謎生物とかだろうけど。



 おっと、船着き場はもうちょっと南だな。

 ふらふらと進んでたら、東通りに出る前に海側に着いちゃったよ。


 この辺りも初めて見るけど、釣り船とかも出してるんだなぁ。

 なんか小舟で出たら海の魔物とかに襲われそうだけど、その辺は大丈夫なんだろうか。



 ……あ、はーい、どうもー。

 綺麗な銀髪をポニーテールにまとめたお姉さん、その担いでる大物獲って海から出てきたばっかりなんだろうけどさ。

 ふんどしとサラシだけって恰好で通りを歩いてくのはどうかと思いますよー。


「健康的なお方ですわねぇ」


「え、あぁ、うん」


 笑顔で手を振ってくるお姉さんに心の中でツッコんでたら、横でカトリーヌさんが感心してる。

 まぁ確かに、薄い褐色の引き締まった良い体だとは思うけどさ。


 水中で寒いんじゃないかってくらい脂肪が落ちてそうな割には、サラシで押さえられてても私との差がハッキリ判るくらいだし。

 まぁそれは大抵の人がそうなるだろうけど。




 さて、目的地に着いたわけだけど。


「連絡、来ないねぇ」


「難儀しておられるのでしょうか」


 結構経ってる筈だけど、未だにロシェさんから出来たよーってメッセージが送られてこない。

 もし引けなかったとしても、いい加減に何か言ってきても……



「って言ってたら来たね」


 聞いてたのかなってくらいのタイミングで送ってきたな。


「えーと? あぁ、カメリアさんに色々聞いて、どうしようか考えてたら遅くなっちゃったって」


「なるほど。それはそうと、どちらにいらっしゃるご予定なのでしょうか」


「三番だから…… あっちだね」


 ちょっと離れてるけど、ここからでも見える位置だから出現すればすぐに判るだろう。


 しかし出発地点、三番か。

 私もカトリーヌさんも三番だったし、【妖精】は三番からとかって決まってたりするんだろうか。


 まぁサンプルが少なすぎるから、ただの偶然って可能性も十分に有るけど。

 船が泊まる場所なんて、そんなに多い訳でもないしね。




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