1350:住居の提案をしてみよう。
「ま、そういう訳で」
「あ、はい」
じゃあねーと手を振って立ち去るお姉さん達に、一応返事をしつつ手を振り返す。
例によって聞こえてないってのは解ってるけど、つい声に出しちゃうんだよね。
悪い事じゃないんだから気にしなくて良いんだけど。
「よし、そんじゃ私も」
「あ、そうだ」
「うん?」
そういえばと思い出して、早速作り直すぞーとメニューパネルを出す兎さんに待ったをかける。
「この奥に有る私の家、かなり部屋が余ってるんですけど、【妖精】になったら拠点として一部屋使います?」
「え、良いの?」
「どうせガラガラですし、ただ空けておくってのも勿体ないですから」
せっかく【妖精】が増えるなら、空き部屋を借りてもらった方が色々と良いだろう。
家賃代わりにお手伝いしてもらえると助かるし、モニカさんのターゲットも分散されるし。
主に後者…… というか、前者の家賃なんて別に無しでも良いくらいだしね。
お金は使い道あんまり無いし、【妖精】産の品は自分で出せるし。
「それじゃお言葉に甘えさせてもらおうかな?」
「どうぞどうぞ」
別に管理下に置きたいとかいう訳じゃないけど、ある程度まとまってた方が良さそうな気もするしね。
変に【妖精】がぷらぷらしてて事故が起きたら、相手側に一方的に迷惑がかかる可能性も有るし。
「やー、助かるなぁ。そこらへんでごろ寝してて踏まれたりしたら笑えないもんねぇ」
「まぁ皆気を付けてくれてますし、可能性は低いですけどね」
確実じゃないし、あくまでこの辺での話だけど。
あとまぁ、寝てる状態なら怖いとか痛いとか思う暇も無いよね。
いや、そういう問題じゃないけど。




