1337:場所を替えよう。
あ、そうだ。
「あー、やるのはまぁ良いんですけど、色々問題も有りますから一旦移動しましょうか」
少ないとはいえ人も通ってる以上、あんまり変なことしてても迷惑だろうし。
あと装備してる物を外したりしないといけないけど、全部脱ぐ訳にもいかないからなぁ。
残っちゃった服とか、そこら辺に転がしておくわけにもいかないだろう。
「ん、妖精さんち?」
「というか周りの公園ですね」
「あー」
まぁ別に中でも良いんだけど、今はアリア様が居るからなぁ。
特に問題は無いかもしれないけど、無駄に何か起きる可能性を増やさなくても良いだろう。
「ひとまず妖精さんちのお庭に移動しようってさ」
「ほいほい」
聞こえてない二人にも伝えてもらって、元の通りに戻って家への道を進んでいく。
……ぴーちゃん、一旦目隠し外しても良いんだよ?
まぁ問題無く飛べるみたいだから、どっちでも良いけどさ。
んー、戻ってきたは良いけど、こっちにも一応人は居るんだよね。
まぁ外よりはマシだし、気にしないでおこう。
さて、モニカさんは……ってそうか。
「すみません、誰かいますかー?」
「はっ」
あ、やっぱり隠密さんが見張りしてた。
アリア様が中に居る以上、ここら一帯はカバーしてるだろうと思ったんだよね。
急に出てきた隠密さんに三人がちょっと驚いてるけど、とりあえずスルーしておこう。
えーと、とりあえず……
「お三方の手荷物の番をしておれば宜しいのでしょうか」
「あ、はい…… えらく話が早いですね……」
「恐れ入ります」
いや、別に褒めた訳ではないんだけど。
まぁ多分監視役の隠密さんとかから話が通ってたんだろうな。
「手荷物? あ、装備はその場に残るんだっけ」
「そうですね。最初に着てる物以外で外せるものは、鞄にしまっておいてもらえると助かります」
「ういー。二人も外せるもの外しときなー」
ぽいぽいと腰に付けてた武器や道具を鞄に放り込みつつ、他の二人にもそうする様に伝える兎さん。
まぁ言われなくても大体解ってたっぽいけど。
……シェラ、暇なんだろうか。
片膝ついて控えてる隠密さんの立ててる方の脚に、もふりと体当たりしに行ってる。
もしかしたら、こっちの用事を聞きに出てきてくれてありがとーってことかもしれないけど。
まぁどっちでもいいか。
隠密のおねーさん、無表情のままだけどなんか嬉しそうだし。




