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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1331/3906

1331:言い忘れたまま送り出そう。

「では、おねーさま、ありがと、です。また、あう、できる、うれしい、です」


「あ、うん」


 深々とお辞儀をするノーラちゃん。

 出来れば今度は普通の用事で会いたいっていうのは贅沢だろうか。


「あぁ、ノーラさん」


「んぅ?」


 カトリーヌさんが呼びかけながらスーッと近づいていって、何やらもにょもにょお話してる。

 聞いてても解らないし、こっそり後ろに戻ってきてるぴーちゃんでもモフっておくか。




 カトリーヌさんとの話を終えたノーラちゃんが、再度ぺこりと頭を下げてぽてぽて歩いて役場を出て行く。

 とりあえずばいばーいって手を振っておこう。


「何話してたの?」


「私たちの住まいの場所と、いつでも好きな時に遊びにいらしていただければというお話を」


「あー」


 家は大体の人が知ってそうではあるけど、あの調子だとちゃんと文字が読めてるかも判らないか。

 というかよく……いや、海外のゲームやる日本人にも、割とあんな感じの人は居るか。



「事後承諾になって申し訳ありませんが……」


「ん? あ、私の家なのにみたいな事?」


「はい」


「良いよ良いよ」


 っていうか良いって言うのが解ってるからノーラちゃんに言ったんだろうし、元々特に来客は拒んでないしね。

 カトリーヌさんとしても、一応謝っておこうってくらいの話だろう。



「っていうかさ」


「はい」


「ノーラちゃん、まっすぐうちの方に歩いて行ってなかった?」


「行っておりましたわね」


「……まぁ良いか」


「単に同じ方角に用が有るのかもしれませんしね」


 だよねって言いたいけど、なんとなく期待薄って感じだよなぁ。

 まぁ別に速攻でお邪魔されても良い……



「……モニカさんに気を付ける様に言ってあげた?」


 こら、目を逸らすんじゃない。


「まぁ今はジョージさん達が居るだろうから大丈夫か」


「はい」


 いや、だから敢えてみたいな顔するんじゃないよ。

 ノーラちゃんがストライクゾーンに入ってそうな事、絶対忘れてたでしょ。



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