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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1311/3906

1311:行けそうだけど止めておこう。

 それはさておき続きをやる訳だけど、本当どこまでいけるんだろうなぁ。

 そろそろ座ってても屋根が見えてきてるんだけど。


「まだ行けそうではあるんですけど、どうしましょう?」


「出来る事なら試していただきたいですが、無理にとは」


「うーん…… まぁせっかくですし、とりあえずやってみますね」


 なんかまた掲示板が賑やかになりそうだけど、多分今の段階でも大差無いと思うしね。

 窓際に来てるのは職員さん達だけだけど、寄って来なくても普通に役場のホールから見えてるだろうし。



 しかしこれ、大きくなっても消費されたままになってるMPはあんまり増えないんだな。

 一応変動はしてるものの、ここまで大きくなっても二倍にもなってない。


 ……ん?

 って事は、発動する時にうっかり三倍とか四倍とか使っちゃったりしたら、大きくなりすぎて何かと重なってたりすぐにぶつかったりで、そのまま即死するんじゃないか……?


 うん、もし使う機会が有ったとしても、普通に発動してから調整する様にしよう。

 そんな機会は無いと思うけど。



 ……しかしこれ、どこまで大きくなるんだ?

 そろそろ中庭が私のお尻で埋まっちゃいそうなんだけど。

 いや、膝を抱えた姿勢だから正確にはお尻と足なんだけど、まぁそこはどうでも良い。


「まだ限界が来ないみたいなんですけど、流石にもうやめといた方が良いですよね……?」


 これだけ大きくなると音量も凄そうなので、出来る限り小声で小指の横に居るライサさんに確認を取る。

 足の小指とライサさんが同じくらいのサイズって、どれだけ大きくなってるんだよ。


 もうこれめーちゃんですら鉢植えサイズでしょ。



 ん?

 あ、大きさに差が付き過ぎて聞こえ辛いのか。

 静かな所ならもうちょっと聞こえるだろうけど、屋外だもんなぁ。


 ……なんか窓からライサさんに向けて、ちょっと大きめのメガホンが飛んできた。

 準備良いな。


 こっちも耳に手を当てて、出来るだけ聞こえやすくしてみよう。



「こちらとしては、どこまでやっていただいても構わないのですが、白雪さんの身が危ない可能性も有りますので、程々で結構です」


「あ、はい」


 あー、いくら気を付けてもらえるって言っても、アクシデントとか怖いもんね。

 実際今も窮屈な座り方してるけど、脚を押さえてる手が外れて反動で壁を蹴ったりしたらえらい事になるだろうし。


 窓が割れたり壁が崩れたりはしないけど、私は大怪我するし壁はドロドロになっちゃうかもしれないし。

 まぁ多分死んだら消えるだろうから、職員さん総出で大掃除なんて羽目にはならなくて済むとは思うけど。



 というか、危険とか以前にですね。

 中庭にぎっちぎちに詰まった状態って事は、既にめっちゃ上にはみ出しててですね。

 動物園か何かかってくらい、役場の周りにギャラリーいるんですよね。


 さっきの段階で止めとけば良かったってちょっと思ってるよ。


「私の個人的な意見としましては、町全体を片足で覆える程に大きくなっていただいても、一向に構いませんが」


「いや私は構いますから」


 何を言ってるんだこの人は。

 【妖精】なら何でも良いにも程が有るだろ。



 ……どうでも良いけど、もし極端に脆くならずに普通に巨大化したとしても、建物とかを踏んだら流石に痛そうだな。

 おもちゃのブロックとかを踏んだみたいな感じになりそうだし。


 いや、でもブロックと違って一つの塊じゃないから、案外普通に崩れるのかもしれない。

 それにそんな大きさで自壊せずに体を保てるんだったら、皮膚一枚でも常識外れの強度なのかもしれないし。


 ……いや、まぁ現状も常識外れの強度だけどね。逆方向にだけど。




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