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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1295/3910

1295:ちゃんと返却しよう。

 ふいー、食べた食べた。

 このサイズだと小っちゃい欠片一個で満足できるから安上がりだよね。

 まぁ普通にお金置いてくからあんまり関係無いんだけど。



「ほい、おまけ」


 ん?


 おや、なんか薄い板みたいなのを置いてくれた。

 なんだこれ。


 あぁ、生地を平らな面に(うすー)く引いて焼いた物か。

 薄くてパリッとしたのと、少しだけ厚くて気持ちモチッとしたのが有るっぽい。


 うん、出汁入りだからお菓子って感じは薄いけど美味しいな。

 いや別にお菓子とか言われてないけど。


 流石に十分に食べた直後だからあんまり入らないけど、シルクやぴーちゃんも居るから余りはしないだろう。




 さて、皆も食べ終わったみたいだし、お姉さんに挨拶して離れるか。


 あっちから見えづらい位置にお金を潜ませるのも忘れずに、と。

 まぁなんかやってるのは見えてるから、隠してもバレバレなんだけど。


 うん、今見られてたけど気にしない気にしない。



「ごちそうさん」


 またしてもアヤメさんが代表して、大きめの木皿を返却しに来た。

 流石にこれは、どう見ても使い捨てじゃないもんね。


「お、助かるよー。あんがとね」


「ん?」


「いやー、うちのに限った話じゃないんだけどさ。お皿とかを机に置いたままにしてく人がたまに居るんだよねぇ」


「全方位に迷惑な話だな……」


 うん、お店側も周りの人も、それはちょっと困るな。

 回収の手間もかかるし机が空いてるかどうかも判りづらいし。

 あと単純に前の人のが残ってるのってなんかやだし。



 ただそんなのを基準にお礼を言われると、ちょっと戸惑うのも確かだな。

 別に困らないし嫌な訳でもないけど、いや普通でしょ?って感じになっちゃうよ。


 まぁうん、件数が少なくてもそれだけうんざりさせられるって事なんだろうな。

 いくら近くとはいえ一人でやってる以上、回収しに行く間は店を空けなきゃいけないんだし。


 周りの目が有るとはいえ、防犯的にもよろしくないよね。

 まぁここでおかしな事をしようとしたら、やたらと強いNPC店員さん達にボコボコにされる可能性が高いけど。



「まぁそれは置いといて。ありがとう(あぃゃぁざ)ございました(ぃゃしたぁーっ)


「スタンド店員か」


「また来てねー」


 ……あー、うん、省略し過ぎて何言ってるかは聞き取れないけど、雰囲気でなんとなく通じるやつね。

 運動部の挨拶とかみたいな、そういうあれ。



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