1294:紛れ込まれよう。
ん、ラキはどこへ……ってお皿の上か。
自分より大きい欠片の中を走り回ってるけど、間違えて掴まれない様にね?
というかもう少し落ち着きなさい。いや無理か。
シェラは私と違って噛む力も十分に有るので、大きめの塊を両手で持ってもぐもぐしてる。
あ、被ってる布をちょっとめくって、ちょっと小さいのを持ってお腹の横に突っ込んでる。
顔を出したくないクリスに取ってあげてるのか。
サイズだけ見るとちょっと大きいけど、クリスなら問題無く食べられるだろう。
普通に噛む力も有るし、お口めっちゃ伸びるし、空間歪ませられるし。
……何か忘れてる様な?
「……って何してんの」
「あーん、ですわ」
前に出てきたご飯を条件反射で口に入れたら、出してきてるのはシルクじゃなくてカトリーヌさんだった。
だんだん気配の消し方が上手になってきてない?
それ私も習得したいんだけど。
「いや、シルクの仕事取ってないで食べようよ」
「ご心配なく」
いや別に心配はしてないよ。
私で遊ぶなって言ってるんだよ。
「ささ、ぴーちゃん様もどうぞ」
「ぴ」
私と違って特に遠慮する理由も無いぴーちゃん、ありがとーと食いついていく。
いや、本当なら【妖精】相手だし理由は有るんだろうけど、まぁそれは気にしないでおこう。
カトリーヌさん相手だし。




