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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1279/3910

1279:ついでに挨拶させておこう。

 まぁそれは諦めるとして、見てないで私もあっちに戻るとしよう。

 アヤメさんも戻ってきて出発出来るんだから、いつまでも時間を潰してはいられないだろう。



 ……と思ったけど昨日はめーちゃん来てなかったんだし、どうせならここでラキとぴーちゃんも呼んで挨拶させておくか。

 必要かって言われると微妙だけど、まぁせっかく近くに居るんだしね。


「っとぉっ!?」


「おっと、申し訳御座いません」


「あ、うん、大丈夫。こっちこそごめん」


 背中の一部に柔らかい物がぼよんと衝突してきて、ちょっと突き飛ばされてしまった。

 私が一瞬戻る動作をして急停止したせいでぶつかったんだろうから、どっちかと言うと悪いのは私の方だな。


 にしても、ぴったりくっついて動くのが上手なカトリーヌさんにしては珍しい気がする。

 当然そのまま進むものだと思って余所見でもしてたんだろうか。



 というか未だに地面が下だって認識が抜けてないから大丈夫だったけど、上側だけをドンと押されると、下手したらクルっと前転して踵で蹴り上げる羽目になっちゃうな。

 気を付けて……ない方がカトリーヌさんとしてはありがたいかもしれないけど、まぁこっちは蹴りたくないんだし気を付けよう。



 ……ぶつかるのが私だったら、ああもピンポイントに押されはしないんだけどね。

 というか流石にあそこまで極端な感じになるのは、カトリーヌさんくらいなものだろう。

 いや、まぁライカさん辺りも出来そうだけど。


 しかし服を着てて圧縮されてる分、凄い弾力だったな……

 というかあの水着()でどうやって圧縮してるんだ、あれは。


 ……まぁ気にするだけ無駄か。

 【妖精】の脅威の技術力か何かだろう。




「何か有りましたか?」


「いや、ゲーム内で考えると結構久しぶりなんだし、ぴーちゃんとラキにも挨拶させとこうかなって」


「あぁ、なるほど」


 まぁ結構って言ってもせいぜい数日なんだけどね。


「てな訳で、いでよーってね」


 ラキがぽわっと実体化すると同時に駆け出して、めーちゃんの根っこ(足下)からダカダカと駆け上がり、半分くらいまで登ったと思ったらタンッと跳んで、くるくる宙返りでシルクの頭に帰って来た。


 今、地味に空中で足をぽふぽふ払ってたな。

 まぁ頭に着地するつもりなら、せめてその位はした方が良いか。

 一応地面の上も走ってた訳だしね。


 ……というか出現から状況把握の完了までが、めっちゃ早いなぁ。

 あと何なのその決めポーズは。

 いつもの事だし、なんか可愛いから良いけどさ。



「ぴゃっ!」


「うんうん、おはよー。ラキちゃんもー、おはよー」


 ぴーちゃんは特に飛んで行ったりする事もなく、その場で元気にご挨拶。

 あ、目隠しは外してるんだ。


 アヤメさんは元に戻ったけど、クリスは大丈夫だろうか。

 まぁお互いに気を付けるだろうし、そこまで心配する必要は無いか。



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