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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1277/3910

1277:頑張ってついていこう。

「さて、それじゃ挨拶も出来たし、ご飯食べに行こうか」


「いってらっしゃーい」


 私はともかく、お姉ちゃん達は外でやる事が有るからね。

 いつまでもこうしてはいられないだろう。



 ……なんかクリスが「おそといくの……?」みたいな顔してる。


「あー…… 嫌ならお留守番してくれてても良いけど」


「うん? あー、目立っちゃうもんねぇ」


 ただでさえ綺麗な鱗でぴっかぴかなのに、私と一緒にいると余計に見られちゃうからなぁ。

 目立ちたくないというか怖がりなクリスには、ちょっと荷が重いかもしれない。



 あれ、すぐに頷くかと思ったらなんか葛藤してる。

 別に無理しなくても、めーちゃんと仲良くしててくれて構わないんだけどな。


「んー?」


「ん?」


「私は乗っててくれても良いけどねー? うん、がんばってねー」


 ……相変わらず、なぜかめーちゃんには召喚獣の言いたい事が大体解るらしいな。

 居座っても迷惑だしみたいな事でも言ってたんだろうか。



「頑張ってついていくってー。お外は怖いけど、それでも一緒に居たいんじゃないかなー」


「あー、気持ちは嬉しいけど大丈夫なの?」


 むぅ、おどおどしつつもしっかり頷いてきた。


「でしたら、こちらなどはどうでしょう」


「ん?」


 相変わらず人の後ろで気配を消してたカトリーヌさんが、シルクにでっかい布を広げさせてる。

 というか、シルクが提案したのをカトリーヌさんが代弁してるのか?



「何となくは察せるけど、どうするの? ……っと」


 む、なんかめーちゃんの足下に居たシェラが、ぴょーんとこっちに戻って来た。


「おや、シェラ様。ではお願いできますか?」


 あぁ、シェラの背中にクリスを乗っけて、それを布で覆っちゃおうって事か。

 それならまぁクリス自身が直接見られはしないのか?

 ……いや、居る事自体はバレバレだけど。



「専用の乗り物が用意出来れば良いのですが、今すぐという訳にもいきませんので」


「まぁそこは仕方ないね。クリスもちょっと嬉しそうだし、良い提案ではあるんじゃない?」


 まぁ嬉しそうって以上に、そこまでしてもらうのは申し訳ないって顔だけど。


「それじゃ降りて……って大丈夫なの?」


 なんかシルクが持ってる布を丸めて、ここに降ってこいみたいな合図してるけど。


 あ、素直に降って来た。

 ぼふっと着地するのは良いんだけど、まっすぐ頭から来られると、背骨とか大丈夫かって言いたくなるな。


 ……そのまま布の中にもぞもぞ潜って行こうとして、シルクにひょいっとつまみ出されてる。

 別にそれでも良いんじゃないかと思うけど、シェラがやるって言ってるからね。



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