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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1276/3910

1276:腕の上で落ち着こう。

「何してんだ?」


 あ、アヤメさんが帰ってきた。

 中で会ったのか、エリちゃんも付いて来てるな。


「めーちゃんにご挨拶かな?」


「あぁ、なるほど。ってか忘れてた、おはよ」


「おはよー」


 忘れてたって事は、一応気付いてはいたのかな?

 私が気付いてなさそうだったから黙ってたんだろうか。



「ん…… あぁ、そこか」


「んー? あ、本当だ」


 一瞬シェラだけかと思って、すぐにクリスに気付いたらしい。

 その辺は流石の偵察係ってとこかな?


 単に誰かの視線で気付いただけかもしれないけど。

 あ、クリス側からの挨拶って可能性も有るか。



 お、クリスがめーちゃんの枝の上でにょろにょろ動いて、とぐろを巻いた様な感じでぶら下がった。

 上半身は真ん中でうつ伏せに伸ばして、ふぅやれやれみたいな顔してるな。

 あの体勢が落ち着くんだろうか。


 家の中にも、どこかに止まり木っぽい物を用意してあげた方が良いのかな?

 まぁその辺は必要そうなら、言わなくてもシルクがなんとかしてくれるか。



「なんかあのポーズって、もっとむっちりした蛇ちゃんがやるイメージ有るよね」


「そうですね。ただクリスさんの性格ですし、小さくまとまっている方が落ち着くという事ではないでしょうか」


「あー」


 なんか推測されて納得されてるけど、クリス自身から抗議は無いので別に間違いではないらしい。

 まぁ確かにクリスくらいの細い蛇だと、枝に沿ってうねってたり草むらに居たりするイメージだなぁ。


 とはいえ実際にああやって丸まってるんだから、イメージなんてどうでも良い事か。

 なんか違う気がするから伸びてろとか、横暴でしかないし。




「やー、こんな寛いでもらえると嬉しいよねー」


「まぁ懐いてもらえてるって事だしね。お姉ちゃんと違って」


「ひどくない?」


「事実じゃん」


 お姉ちゃんの抗議はアヤメさんの一言で抑えられた。

 まぁうん、言う必要が無かったのは事実なんだけどね。




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