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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1272/3910

1272:警戒は怠らないでおこう。

 シルクの加速にはまだ少しだけかかるし、先にあっちに合流しておくか。

 別にここからでも挨拶は出来るけどね。



「おはよー」


「おはようございます。一応お聞きしますが、治療しましょうか?」


「いえ、結構ですわ」


 一瞬何の事かと思ったら、背後に居るカトリーヌさんに対してだった。

 聞くまでもないとは思うけど、言葉通りに一応言っただけなんだろうな。



 あ、シルクが追い付いてきた。

 テーブルまで来る必要は無いから、ちょっと手前でブレーキかけてるけど。


「あらあら、本当に小さいですね。先手を打たれているのが残念です」


「先手?」


「戻るまで近寄るなよ、と外でメッセージを頂きまして」


「釘刺しとかないと絶対に遊ばれるだろ」


「……まぁうん、想像はつくね」


 お姉ちゃんの場合は事故だろうけど、レティさんは意図的にやらかしそうだよね。

 アヤメさんが相手の時だけは全然遠慮が無い事が多いし。



「それじゃ、何か有ってもいけないし早いとこ戻っておこうか」


「あぁ、頼む。早くしないとアホが現れる」


「もう来ててもおかしくないはずなんだけどね」


 扱いが悪い気がするけど、ハイになったお姉ちゃんの厄介さは身に染みてるだろうからなぁ。

 気持ちは解るぞ。




 よし、そんじゃサクッと解除してしまうとしよう。


「言わなくても大丈夫だと思うけど気を付けてね?」


 一応シルクに光になったら離れる様に警告だけはしておく。

 何回かやってるし、シルクの事だから心配ないとは思うけどね。



 シルクの手の上に立つアヤメさんに意識を向けて、解除を念じる。

 まぁ今小さくなってるのはアヤメさんだけだし、特に意識する必要も無いかもしれないけど。



 ん?

 あ、お姉ちゃんがちょっと離れた場所に出てき……


「あーっ!」


「うるさっ!?」


「うぅ、間に合わなかった…… あ、ごめんね」


 そんな取ってつけたように謝られても。

 まぁ謝るだけマシだけどさ。



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