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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1271/3915

1271:首を治そう。

 まぁ怪我したりする様な事はしてないし、心配する必要は無いだろう。


 こっちが何か忘れてて、それをやってくれてるなら謝るかお礼を言わないといけないけど、そうだとしても自分から言ってくることは多分無いだろうからなぁ。

 何か気付いたり思い出したりしたらって感じで良いか。

 そもそも何かやってくれてるって決まってる訳でもないし。



「行こっか。忘れ物とか無いよね?」


「いや、何も持ってないんだから忘れようがないだろ」


「うん」


 というか一緒に小さくなる様な付属品扱いの装備って、多分離れてても戻る時に一緒に消えるだろうしね。

 ……その場で大きくなったりしたら家が危ないけど、流石にそれは無いと思うし。



「それじゃ…… あ、そっちから出ようか」


「ん? あぁ、待機してるな」


 一応玄関から出ようかと思ったけど、隣のテラスでカトリーヌさんが出待ちしてるのが見えた。

 目で見たんじゃなくて壁越しに魔力でだけど。




 アヤメさんを乗せたシルクが速度を維持したまま通過できる様に、外に続く戸をカラッと開けて先に外へ。

 どうぞどうぞって内側で先に行かせようとしたら遠慮しそうだしね。


「おはよー……?」


「おはようございます」


 ……何で首が真横向いてんの?

 寝違えたの?


 ……あぁ、あのベッドの様な何かの天井を下ろして寝たのか。

 私と違って平たくないから上を向いたまま寝られそうだけど、隙間に何か詰めたか限界まで下ろすかしたんだろうな……



 朝一から負傷してんじゃないよとは思うけど、まぁ外に行く訳じゃないから自然回復でも問題無いだろう。

 カトリーヌさんの場合は無駄な死に戻りで全回復する可能性も有るけど。


「はっ」


「うっわ」


 頭に両手をやったと思ったら、顔の向きを無理矢理修正し始めた。

 始めたっていうか、なんかゴリッとかヤバそうな音を立てて一気にやっちゃったけど。



「それ大丈夫なの……?」


「ええ。まぁ普通の方にはお勧めできませんが」


 それは大丈夫じゃないって言うんだよ。

 下手したら今ので光になってる可能性まで有ったんじゃないか?

 若干首がゆらゆらしてる気がするし。



 あ、遠くからレティさんが笑顔で小さく手を振ってる。

 とりあえずこっちも振り返しておこう。



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