1270:扱いに迷おう。
「っていうかよく喋れるね」
「いつもの事だろ」
「まぁそうか」
ペラッペラになろうと固められようと、なぜか喋れる謎の状態だもんね。
今更過ぎる問いだったよ。
「んー……」
指の下から解放されて、身体の状態を確認してる。
「大丈夫?」
「問題無い。っていうか例によって、やたらと調子良くなってるな」
一応聞いてみたけど、やっぱりちゃんと効果は有るんだな。
まぁ有効だからやるんだろうけどさ。
「そういえば箱、片付けちゃって良いのかな?」
「そりゃまぁあんたの部屋なんだし、別に良いだろ」
「それもそうか」
無断で人の部屋に置いておいて、動かすなとか言いだすのはちょっと横暴だもんね。
それを言っても許されそうな権力も武力も持ってるけど。
「ってか、【妖精】のやる事に文句を言う奴は居ないんじゃないか?」
「……まぁNPCの人達はそうかもしれないけどさ」
基本的に【妖精】を上に置こうとしてくるからなぁ。
ジョージさんっていう例外も居るには居るけど。
あと一応、こっちがマズそうな事してたら止めてくれはするか。
魔力結晶作ったよーって気軽に出した時、ライサさんが咄嗟に隠してくれたりしたし。
まぁ事故ってかなり痛い目見たけど。
「まぁ片付けの事は後で良いか。とりあえず出て戻る?」
「そうだな。あいつらが来る前に…… って遅かったか」
ん?
あ、レティさんがいつの間にやら着席してる気配が有るな。
アヤメさんのサイズだとかなり距離が有るだろうに、よく感知出来る……のは当たり前か。
相手側が大き過ぎるし。
というかお姉ちゃんがまだ入って来ないけど、何やってるんだろう。
……ちょっと揺さぶり過ぎたかな?




