1262:奇襲を警戒しよう。
「よし、それじゃまたねー」
「ぴっ」
お、さっき怒られたばっかりだからか、今度は片方の羽だけを上げてお返事してきた。
まぁどっちかというと、こっちが普段通りでお辞儀する方が珍しいだけな気もするけど。
シルクとぴーちゃんがふよふよと静かに飛んで行って、そっとドアを開ける。
別にアヤメさんはもうログアウトしてるし、別にそこまで気を付ける必要は無い気もするけど、まぁそういう問題じゃないんだろうな。
いや、シルクは元々静かだけど。
ぴーちゃんが先に部屋を出て、シルクが部屋の灯りを消してからお辞儀をしてドアを閉める。
さて、それじゃ私もログアウトしよう。
結構遅くなっちゃったし、ちょっと忙しくなるかもしれないな。
でもせっかくだし…… 何がせっかくなのかは解らないけど、一応リハビリルームに顔を出していくか。
もう結構慣れてるから、完全に一応って感じでしかないけど。
お布団かぶって、パネルを出してポチポチっとな。
そういえば別に手で操作しなくても、意識するだけで操作できるんだったなーとか思ってたら、もう移動してた。
よいしょっ……と起き上がる前に、部屋を見渡しておこう。
カメリアさんには毎回驚かされてるからな……
とりあえず立ってはいないのは確認したので、ずりっと体を動かしてベッドの下を覗きこむ。
本当に斧持って待機してたらどうしようかと思ったけど、今は斧が置いてあるだけだな。
今日は後から入ってくるのかな?
それじゃ、起き上がって待つとす
「お疲れ様です」
「ひぁっ!?」
いや本気でびっくりした。
毎回な気もするけど。
なんで同じベッドの壁側に、客と一緒に転がってるんだよこのガイドさんは。
流石にそこは盲点だった…… からか。
仰向けの時視界に入った覚えがない……けど、そもそもそっちは壁だって意識が先に有ったからかな?
次からはそういう先入観を排除して、狭いスペースもちゃんと気にする様にしよう。
……いや、でもこれそういうゲームじゃないよね。




