1227:場所を譲られよう。
そういえばさっきから水面にアリア様が見当たらないけど、大丈夫なんだろうか。
まぁどうせ流されながら楽しんでるんだろうし、あんまり気にしなくて良いか。
だんだん渦も弱まってきてる……けど、なんかまたコレットさんが屈んで水面に手を置いたな。
あ、なんかちょっと渦の勢いが増した。
一からやるのはちょっと大変だけど、維持するくらいなら問題無く出来るって事なのかな。
まぁ何度もシルクが混ぜに行かなくて済むから、良い事では有るのか。
まぁもう良いって言ってたんだし、弱まって渦じゃなくなっても呼ばずにそのまま遊んでただろうけど。
さて、まぁあっちは大丈夫そうだし、暫くのんびり……
というか、さっきから静かに待機してるシルクの好きにさせてあげるとするか。
私のやる事はぼーっと任せておくってだけだし、のんびりには違いないけど。
カップのふちによりかかりつつ、シルクに向かっておいでおいでと手を振ると、嬉しそうな顔して背後にスーッと回り込んできた。
うん、いつも通りむにむにされる流れだし大人しくしていよう。
……んぁー、ほぐれる……
いや、頭がほぐれたら死ぬけどまぁそれはどうでも良いんだ。
ん?
なんか召喚獣用のお風呂の横にぴーちゃんが膝立ちになってる。
どうしたんだ…… ってなるほど。
そこまで広いスペースは確保されてないから、クリスをしっぽの先まで詰め込んだらぴーちゃんがはみ出るのか。
……クリスちゃん、なんか申し訳なさなのかしょんぼりした顔してるけど、対照的にぴーちゃんは良いんだよ良いんだよーって保護者みたいな笑顔だな。
まぁうん、気持ちは解らなくもない。
遠慮し過ぎるくらいの良い子は、逆に一杯甘やかして可愛がりたくなるよね。
……あれ、これシルクも似た様な……?
いや、あれはあれでまた別の方向性だな。
そもそも私のは遠慮してるって訳ではないし。




