1211:用途が限られた技術を見せよう。
まぁうん、あっちはなんか満足げなので良いとしよう。
負けても何の問題も無い戦いだしね。
「えーと、一応聞いておくけど大丈夫だよね?」
アリア様とラキを頭に乗せたクリスに、確認だけしておこう。
大丈夫だから言ってるってのは、クリスの性格からしても確かだろうけど。
「あ、うん」
よし、ちゃんと大丈夫そうだな。
うっかり頷いたりせずに、両手で小さくばんざいしてお返事してきたし。
「それじゃ、次はお風呂で良いんですよね?」
「うむ。……おお、上手いものだな」
おー、普通ならにょろにょろって文字通りに蛇行して移動するところを、かなり小刻みな往復にして頭上への影響を殆ど無くしてる。
よく見たら腰とか首とかも使って、頭が左右にブレない様に調整もしてるんだな。
なんでそんな妙な技術を身に着けてるのかはよく解らないけど、なんか凄いぞ。
まぁ見てないで私もついていかないとだな。
アリア様のサイズに合わせた加速だから、暫く待っててもすぐに追いつけるから問題は無いんだけど。
あ、静かに加速して追い越してたシルクがドアを開けてあげてる。
私がやってあげれば良かった……と思ったけど、まぁシルクとしては出来る限り自分でやりたいだろうし、任せておいた方が良いか。
むしろ私に手伝われちゃったら悔しそうというか、もっともっと頑張らなきゃって思っちゃう子だしね。




