1210:とりあえず起き上がろう。
「……大丈夫だとは思うけど、慎重に頼むよ?」
ん?
あー、シルクが指で撫でようとしてるのか。
シルクから見ればアヤメさん達は三センチも無いだろうけど、まぁあの子の技術なら問題は無さそうだな。
逆にアヤメさん達からだとシルクの指ってどんな感じなんだろう。
……サイズ的には、冷蔵庫とかソファーとかが降ってきてる様な感じなのかな?
降って来ないのは解ってても、結構怖そうだな。
だからこそアヤメさんがわざわざ言ったんだろうけど、実際に降ってきたとしても大して気にしないんだろうな。
文句だけは一応言いそうだけど。
とりあえずずっと見ててもしょうがないんで、起き上がってと。
というか、私が寝たままで動かないからやってるんだろうし。
んー、微妙に翅が軽い、かな?
元々そんなに疲れてたわけじゃないから、判りづらいな。
まぁ良くなってはいるんだろう。
「……で、そっちは何やってんの」
床でぴーちゃんを揉んでたカトリーヌさんがぴーちゃんの背中に両手を乗せて、そのまま手を上に上げるとぴーちゃんが転がったままの姿勢でふわーっとついていってる。
超能力や手品か。タネは解ってる……というか解りやすすぎるけど。
「少し笑いそうになっていらっしゃったので、私達の勝利ですわね」
「ぴゃー」
「いやうん、まぁ良いけどさ」
何故知らないうちに戦いに巻き込まれているんだ。
というか確かに微妙にそうなりはしたけど、なにやってんのって方向性の笑いが八割近いんだけど。
まぁぴーちゃんが楽しそうだから別に良いか。




