1200:しっかりお掃除されよう。
ん、そういえばコレットさんは……
って結構下の方まで歩いて行ってるな。
翅に与えてくる刺激が優し過ぎて、踏まれてる感触でしか判断できないけど。
向こうにしてみれば翅一枚でも結構広い板だろうに、相変わらず何やっても異常なくらいに手際が良い人だ。
いや、まぁやる事自体はただのお掃除だし、コレットさんにしてみれば慣れたものか。
「うむ、綺麗になったな」
「まぁこんなとこですかね」
あ、終わったのかな?
アヤメさん、実は掃除とか好きなタイプだな?
途中から普通に楽しんでた気がするし。
「おぉ、これは助かるな」
「はいよ」
……なんか終わってなかった。
口ぶりからするに、二人ともシルクあたりから何かを受け取ったっぽいな。
いや、コレットさんもか。
「アヤメ、こちらへ」
「あ、助かります」
……何やってるんだろう?
「ふぉっ」
「あぁ済まない、少し冷たかったか?」
おぉぅ、手とはまた違うひんやりした感触が……
これは…… 濡れた布か何かで拭かれてるのかな?
タオル的な物は持ってなかったはずだし、さっきの間にラキがパパっと作ってあげたんだろうか。
アヤメさんが呼ばれたのは、水を出してもらったってところか……?
うぅ、隙間の中を隅々まで、全部丁寧に拭かれている……
結構気持ち良いんだけど、それ以上になんか恥ずかしいぞ。
いや、それも今更過ぎるけど。
って今度は乾拭きか。
まぁ確かに湿ったままだと、後で粉が余計にくっついちゃいそうだけどさ。
いや、別に少しくらいなら大差ないか。
元々このゲーム、ただの水とはいえ一応汗とかは出るんだし。
……【妖精】に関してだけ言えば、本当にただの水かは怪しいところだけど。
あ、それは【樹人】もか。
どうせ樹液かなんかだろうし。
いや、というかそもそも出るのか?
……まぁどうでも良い事か。




