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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1173/3914

1173:微妙に想起されよう。

 ずっと我慢させててもなんか申し訳ないし、さっさと視界から消えた方が良いかな。

 まぁその分、シェラが一緒に遊んでてくれるだろう。

 いや、仕事もしなきゃいけないんだけどね。



 しかしこれ、振り向いたりするときに体ごと全部向きを変えなきゃいけないし、慣れないと変な動きになりそうだな。

 まぁ別にそんなに機会も無いし、困りはしないから良いんだけど。


 ……ってなんでカトリーヌさんはぴーちゃんに掴まれてるんだ。


 まぁ気にするだけ無駄だし放っておいても良いだろう。

 ぴーちゃんの困った声が聞こえてきてないって事は、別に変な事してお仕置きされてる訳でもないだろうしね。




 あ、ドアが中から静かに開いた。

 内側でこっちが近づくのを待ってたんだろうなぁ。


「ただいまー」


「ぴゃっ」


「おふっ」


 あ、玄関の床に捨てられた。



 って、なんかシルクが固まってる様な?


 ……あー、魔力の箱に入ったラキを見てる。

 いやうん、これ別にお仕置きとかじゃないから大丈夫だよ。

 怯える必要は無いのだ。



「えーと、とりあえず下ろしますね」


「うむ」


 一応断ってからゆっくり床に置こうとしたら、そっと下に白い布が敷かれた。

 ……シルクちゃん、気が利くのは良いんだけど微妙に逃げ腰なせいで、ちょっと変な姿勢になってるぞ。


 まぁうん、その辺は仕方ないか。悪いの私だし。



 で、それは良いとして。

 箱を操作して正面に出口を開けて、と。


「それじゃ、ラキは先に出ててね…… って速っ」


 私が言い終わるよりも先にダッシュでどっか行ってしまった。

 あ、ぐるっと回って帰ってきた。何なんだ。


 いや、まぁ普段通りか。

 移動中ずっと大人しくしてた反動かな?




「それじゃ溶かすんで、足下に気を付けてくださいねー」


「うむ、頼むぞ」


「良いんだけど、椅子の部分だけ残せないのか?」


「……あー、頑張れば多分」


 微調整が難しそうだけど出来なくもないと思う。

 というかその手が有ったか。



「えーと、それじゃ失敗した時の用心だけしておいてください」


「とはいえ、盛大に転んだとしても問題は無いのだがな」


「まぁそうなんですけどね」


 怪我とかする訳でも無いし。



 ……ん?


「そういえばアヤメさん」


「ん?」


「肺とか潰れるって言ってたけど、別にそれも怪我はしないよね?」


「いや、ツッコまないと思ってたら気付いてなかったのか……」


 ……うん、なんかごめん。

 なぜかそこだけ気付かずに、素で心配してたよ。




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