1161:そろそろ解散しよう。
あ、シェラがこっち来た。
多分褒めてって事だろうな。
とりあえずありがとねーと撫でておくとしよう。
アリア様たちを上に運んでくれたしね。
うん、緩み気味な笑顔で大人しく撫でられてる。
でもこれ褒めてくれってのが合ってたのか、単に撫でられて喜んでるだけなのかよく解らないな。
まぁ嬉しそうだしどっちでも良いか。
「さて、それではそろそろ行くとしようか」
「ん? あ、はい」
一瞬どこへって思ったけど、やる事やったから解散だって事か。
「それじゃ、私達はお先だね」
「そうですね。ではまた明日、という事で」
「はーい。またねー」
席を立つお姉ちゃんとレティさんに、ぶんぶんと大きく手を振っておく。
まぁ明日って言ってもゲーム内での話だから、現実の話なら「また後で」なんだけど。
「あ、そうだ。頑張ってねアヤメちゃん」
「何をだよ……」
謎の応援にげんなりとした返事を返すアヤメさん。
うん、何を…… でも無いな。色々だな。
「え? だってアヤメちゃん、シルクちゃんに好かれてるでしょ?」
「あー、まぁ多分?」
……あー。
「かなり熱心にお世話されるだろうし、覚悟しておいた方が良いんじゃないかなって」
「……やっぱり帰るって言いたいけど、それも今更だもんな……」
「まぁうん、諦めが肝心だと思うよ。私も諦めたし」
自分の存在意義だと思ってるから、止めろって言ったら悲しそうな顔するんだもんなぁ。
まぁ普通はそれでもちょっと我慢してもらって、まともな範囲でお世話してもらうんだろうけど。
お姉ちゃんも結構頑張られてたし、アヤメさんだともっと張り切るんだろうな。
まぁ私にやるほどにはならないだろうし、多分大丈夫だろう。
多分。




