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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1158/3916

1158:戻って戻ろう。

 さて、それじゃ戻るとするか。

 いくら皆が解ってて触れてこないとはいっても、何が起こるか解ったものじゃない世界だし。

 急に謎の突風が吹いて何か飛んできたりするかもしれない、くらいの気持ちでいた方が良いだろう。


 まぁこのタイミングで本当に飛んできたら、隠密さんが止めてくれるかもしれないけど。

 他の時なら放っとくだろうけど、今はアリア様の頼みでこの姿になってる訳だしね。


 ただの事故とはいえ、責任がどうこうって話になったらそれも出てくる事になるだろう。

 いや、少なくともこっちからそういう話にする事は無いけどさ。



 まぁそれは良いとして、さっさと解除するとしよう。


「ほいっ……っと」


 やっぱりサイズが変わると、感覚の調整で一瞬ぐらつきそうになるな。

 まぁ少しは慣れたし、困るほどではないけど。


「掛け声は要るのか?」


「いや要らないけど」


 ……何故そこにわざわざツッコむんだ、アヤメさん。

 別に良いじゃないの。




「さて、とりあえず一旦机に戻りますか?」


「うむ。頼……もうと思ったが、必要無い様だな」


「みたいですね」


 一人ずつ上まで連れて行こうかと思って声を掛けたら、出番だーとばかりに上からシェラが降ってきた。

 そこまで広いわけじゃないんだから、あんまり勢いよく登場すると危ないよ?



「まぁせっかくだし、アヤメさんだけでも乗ってく?」


「あー…… うん、それじゃ頼むわ」


 さっきシェラの背中で散々な目に遭ってたしって事で、アヤメさんに背中を向けておぶさってもらう。

 翅が動かせないからちょっと飛びづらいけど、お姫様抱っこだと恥ずかしいって言われそうだし仕方ない。


 いや、今更だし言わないかもしれないけど、もう背負ったし別に良いか。

 飛びづらいってだけで飛べないわけじゃないし。



 

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