1149:別の部位は断ろう。
「まぁあれだ、座れとか言われないだけマシなんじゃないか」
「こちらはそれでも構わんのだが、白雪は嫌がるだろうと思ってな」
「それはまぁ……」
うん、お尻はちょっとね。
流石に勘弁してよって言うと思う。
……まぁマシなだけで、どうかと思う事には変わりないんだけどね。
「まぁ解りましたよ。やれば良いんでしょう?」
「うむ、やれば良いのだ」
胸を張って言わないでほしいんだけど、まぁ言っても仕方ないな。
「あぁ白雪、一応言っとくけど」
「ん?」
ちょっと離れようとしたらアヤメさんに呼び止められた。
なんか注意点でも有ったかな?
「踏むときでも【浮遊】は解除しない方が良いと思う」
「なんで…… って、あー」
「こっちの方が硬いんだから、足つぼマッサージしてるみたいになりかねないぞ」
「だね……」
皆を縮めて踏むんだったらあっちがぺたんこになるだけだけど、巨大化だとこっちが柔らかくなるからなぁ。
そこまでデコボコしてる訳じゃないとはいえ、全体重をかけたりしたら地味に痛そうだ。
「それじゃ、使いますねー」
一応宣言してから、【妖精山脈】を発動。
変化中に何も見えなくなるの、いまいち慣れないな。
まぁ慣れる必要も特に無いだろうし、気にしなくて良いか。
「っと。はいはい、カトリーヌさんは離れててね」
「はい。残念ですわ」
こっそりすいーっと寄って来てるんじゃないよ。
元はと言えば、カトリーヌさんが「これ良いですわ」みたいに言ったから踏まされるんだからね?
反省して…… もらうのは無理だから、せめて今は大人しくしてなさい。




