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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1145/3915

1145:メイドさんも撫でよう。

「それでは、お願い致します」


「はーい」


 コレットさんが机の横で膝をついて、出来るだけ低い位置で額を出してきた。

 これは自分で着地するって事だろうな。



「ちょっ、落ちるぅっ…… ってぇ!」


「ふはは、しっかり掴まっているのだぞ」


 コレットさんに魔法をかけてたら、遠くからなんか聞こえてきた。

 足音が大きくなってる気がするけど、何をやってるんだよ。



 ……いや、大ジャンプは危ないでしょ。

 ほんとに何をやってるんだ。

 下手したら放り出されてテーブルの外に行っちゃうだろうに。


 まぁ多分、そうなったらぴーちゃんが空中でキャッチするんだろうけど。

 微妙に高い位置から楽しそうに見てるしね。


 というかアリア様は、あの揺れでなんで普通に喋れてるんだ。

 何かコツでも有るんだろうか。




 あ、あっちを見てる間にコレットさんが実体化して着地まで済ませてる。

 完全に無音だった気もするけど、そこはまぁコレットさんだから不思議ではないな。


「白雪様、少々離れていただいた方がよろしいかと」


「はい? あ、ほんとだ」


 なんかシェラがこっちに走ってきてる。

 まぁ私を轢きはしないだろうけど、一応離れてた方が良さそうだな。



「よし、確保だ。存分に愛でるが良い」


「あー、ほどほどにね?」


 近くまで来たら一応スピードを落として、目の前でキュッと止まってからコレットさんを抱き上げた。

 あんまり急ブレーキすると乗ってる二人が危ないというか、後ろのアヤメさんから「う゛っ」て声が漏れてたぞ。


 ……そのアヤメさんと前のシェラに挟まれてるのに平然としてる辺り、やっぱりアリア様も地味に強いんだろうな。

 周りが凄すぎてあんまり目立たないけど。



 抱っこしたコレットさんを一通りなでなですりすりしてから、安定する姿勢に抱き直してる。

 降ろしたり後ろに乗せたりはしないんだな。


「ではシェラ、頼む」


 ん?

 なんかアリア様の言葉に頷いて、とことことゆっくり走って行った。

 今度は何をするんだろうか。


 アリア様が座ってた椅子の方に行ったけど……

 っておいおい、飛び降りたぞ。


 椅子が有るから落差はそこまで無いとはいえ、大丈夫かアヤメさん。

 まぁすぐ上についていってるぴーちゃんが何もしてないって事は、落ちてはいないんだろう。

 おわぁーって声が聞こえた気もするけど、気のせいだな。うん。



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