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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1144/3916

1144:せっかくなので乗り回そう。

 おっと、あっちに気を取られてたら危ないな。

 そろそろこっちも実体化する頃だろうし。


「よっ、と」


 とか思ってたら実体化したので、勢いが付く前に受け止めよう。


 しかしシルクが居ないって事は自分でやらないといけないんだし、あえて調整せずに半分のサイズにしても良かったかもしれないな。

 降ろしてから大きくすれば良いんだし。


 まぁもうやった後だから今更だけどね。



「考えてないで早いとこ降ろしてくれ。これちょっと恥ずかしいから」


「あ、ごめん」


 まぁうん、お姫様抱っこみたいな感じになってるもんね。

 抱き着くのも何だしおんぶもこっちの翅が動かせなくなるから、仕方ないと言えば仕方ないんだけど。



 んじゃゆっくり下りて……

 って、なんかシェラがアリア様を乗せて走ってきたんだけど。


「さぁさぁ、後ろに乗るが良い」


「何やってんですか」


「せっかくの機会なのでな」


 そりゃ小さくならないと乗る事は出来ないだろうけどさ。

 だからって速攻で乗らなくても良いんじゃないかな。


 まぁさっきの様子だと、シェラの側から乗れってアピールしたんだろうけど。



「まぁ無理に断る理由も無いし、そっちに降ろしてくれるか?」


「はーい」


 王女様に後ろからしがみつく事になるけど、それは良いんだろうか。

 まぁ本人がそうしろって言ってるんだから、そうするしかないだろうけど。




「では白雪、コレットも頼むぞ」


「あ、はい」


 もうお茶の準備は出来たらしいな。

 ついでと言うか何と言うか、お姉ちゃん達にも用意されてる。



「よし、では行くぞ!」


「頼むから、加減はしてくれよ……?」


 アリア様の号令に従って、シェラがとことこと駆け出していった。

 ゆっくりでも割と揺れるらしく、二人ともしっかりしがみついてるな。


 まぁ落ちても怪我はしないから、比較的気楽なものだろう。

 いや、例によって怖いものは怖いって話になるけど。


 あ、アリア様の後頭部にラキが居る。

 何をやってるんだあの子は。



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