1143:小さくし直そう。
まぁとりあえず、一旦机に戻るか。
下に居ても話しづらいだけだし。
「で、とりあえず確認は終わったって感じですかね」
「そうだな。では今日も頼むぞ」
「はい? ……あぁ、お風呂ですか?」
「うむ」
コレットさんが静かに茶器の準備をしてるしね。
しかしそこまで負担にはならないから良いんだけど、当然の様に乗り込んで来るな。
まぁ借りを返す機会だし、むしろそういう意味では大歓迎か。
いや、普通の意味でも歓迎はするけどさ。
現実だと家に呼ぶ相手なんて居ないし。
「アヤメちゃんも忘れずにねー」
「やっぱり私も行くのか…… まぁ良いけどさ」
まぁ元々はせっかく小さくなったからってだけだったもんね。
改めて縮める必要が出たなら「せっかく」では無い気もするけど、どうでも良い事か。
「それじゃ、少し顔を前に出してくださいね」
「うむ、頼むぞ」
机の上に出て来てくれないと、受け止め損ねた時に怖い思いをすることになるからね。
ちゃんと受け止めれば良いだけなんだけど、用心はしておくべきだろう。
アリア様に【神隠し】をかけて、受け止める準備を……
「こちらはお任せください」
「あ、そう?」
しようとしたらカトリーヌさんがやってくれるらしい。
なら私は次に移るか。
「それじゃアヤメさんも」
「はいよ」
目を閉じたアヤメさんの額に手を触れて魔法を発動させる。
あ、アリア様の方は実体化が始まったっぽいな。
……なんかその下に召喚獣の子たちが集まってる。
まぁうん、気にしないでおこう。
一緒に遊びたいだけだろうし。




