1141:あれで良いのか訊いてみよう。
うーむ、やっぱりぬくい。
ふかふかだし柔らかいしで、大人しく転がってたらそのまま寝ちゃいそうだ。
……まぁそうなったらポチがかなりしんどい思いをするだろうけど。
もふもふと撫で回しながら、お腹の上を這って喉の方へ。
撫でて撫でてとのけ反り気味に晒してくれてるので、指を立ててひっかく様にマッサージしてあげよう。
「なんか雪ちゃん、クッション揉んでるにゃんこみたいだね」
「……いや、まぁそうかもしれないけど」
あれはどっちかっていうと押す動きでしょ。
むしろこれなら、爪とぎの方が近いんじゃないか?
実際普通だと刺激が足りなさそうだから、しっかり爪も当ててるしね。
どうせ全力で引っ掻いたって私の力と爪じゃポチのお肌にダメージなんて入らないから、ある意味安心だ。
情けないとも言うけどそんなのは今更だ。
あ、そういえば。
「ところで堂々とサボってる様なものですけど、ジョージさん的にはオッケーなんですか?」
「様な」っていうかそのものだけど。
「どうせ姫様が止めなきゃ聞きやしねぇよ」
あぁ、それもそうか。
「……っつーのはともかく」
ん?
何か他に有るのかな?
「そいつ、変な所で真面目っつーか律儀でな。そうやってサボったら、後でその分の三倍くらい働くんだよ」
「バランスは取れて……るんですかね?」
トータルだとプラスになるのかもしれないけど、それで良いのか?
「ちゃんと返ってくるだけ、アレよりゃよっぽどマシだろ」
「あぁ……」
そういえば堂々とサボりまくる猫さんが居たな。
そっちは回収の手間まで発生したりしてるみたいだし。
それを考えるとまともな部類なのかもしれない。
……いや、それはハードルを下げ過ぎか。




