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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1140/3914

1140:隣は気にしないでおこう。

「……よし。任せたカトリーヌさん」


 「アリア様と【妖精】に従う」って事は私じゃなくても大丈夫だろうという事で、隣の人に押し付けよう。


「私でも良いのでしょうか?」


「カトリーヌさんだって同じ【妖精】なんだしオッケーでしょ」


 こっちの声は聞こえてるのに変わった様子が無いって事は、私じゃなくても大丈夫って事だろう。


 ……なんか微妙に犬耳の角度が下がってる気がするけど、気のせいって事にしておこうね。



「では僭越ながら、務めを果たさせていただきます」


「いや、そんな大層な話じゃないでしょ……」


 一緒にポチたちの所へ飛びながら、隣で無駄な気合を入れるカトリーヌさん。

 大層どころかかなりしょうもない話だと思うんだよ。

 やる事はただモフるだけだし。



「はいはい、良い子だねー」


 とりあえず、ちょこんとお座りしてるポチの頭を両手でなでなで。

 おー、しっぽが激しい。


 実際順番待ちというか色々やってる間、ずっと静かに待機してくれてるしかなり良い子だよね。

 それは他の子もそうなんだけど。


 ……ラキ辺りはあんまり暇過ぎると、隅っこで地味ーに踊ってたりするけど。

 まぁうん、静かな事には変わりないから良いんだけどね。



「失礼します」


 ……隣で同じ様にと言っていいのかカトリーヌさんに頭を撫でられて、お姉さんのしっぽもぶんぶん振られてる。

 届く範囲とかはちゃんと理解してるんだろうけど、頼むからうっかり巻き込まないでね?



「ん?」


 何やら、ポチが僅かに頭を動かしてきた。

 とりあえず一旦離れてみよう。


 撫でられる為に伏せ気味だった顔をスッと上げて……?


「あー、お腹?」


 ゴロンと横に転がり、逆さになってこっちをじーっと見てきてる。

 うん、私の質問に否定の気配が無いって事は、わしゃわしゃしてくれって事だろう。



「おりゃおりゃー」


「良いなぁー……」


 ポチのお腹にモフっと飛び込んで、両手で思いっきりかき回す。

 なんか遠くからお姉ちゃんの声が聞こえてきたけど、まぁ気にしないでおこう。


「すべすべですわねぇ」


 ……いや、うん、なんでお姉さんはポチと同じ動きしてんの?

 あとカトリーヌさんは、人のお腹の上で何を感心してるんだ。


 うん、気にしない気にしない。

 あっちはスルーしよう。




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