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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1128/3914

1128:解らないけど出してみよう。

 こっちならいくらでも良いぞとばかりに胴体を押し付けてから、一旦アリア様から離れていく。


「何か必要な物は有るかな?」


 アリア様の問いかけに、んーっと少し考えてる。

 でもシェラも喋れないから、何か要るって言われてもなんとなくしか解らないんだよね。



「ふむ」


 このくらいの大きさのー、と何やら主張してるけど、多分アリア様もはっきり解ってはいないよね。


「詳しくは解らんが、とりあえずこれはどうだ?」


 シェラちゃん、ですよねーって顔してるな。

 まぁうん、仕方ない。


 あ、でもなんか、とりあえずで出てきた短い丸太で問題無かったらしい。

 大きさの指定が有ったからクリスの時のよりはかなり大きいけど、大体同じ様な物だな。

 細い枝を切った物か、太い枝を切った物かの違いくらいだろう。



「ん?」


 なんかこっちに手を振ってきた。

 とりあえず振り返してみよう。


 あ、違った。

 見てーって事か。


「おー、綺麗な…… っていうか牙凄いね」


 指を使っていーっと口の端を上げて、微妙にギザギザに見える綺麗な白い歯を見せてきた。

 かなり鋭そうな上に、牙というか犬歯が普通の人に比べるとかなり長い。

 いや、別に牙で良いのか。


 これ、噛まれるとかなり痛そうだなぁ。



「ん、でもそれ、木は何に使うのぉっ!?」


「勢い」


「うるさいやい」


 ぽつりとツッコむんじゃない、お姉ちゃん。


 どうするか聞こうと思ったらいきなり丸太に噛みついた挙句、綺麗な歯型を残してあっさり角を削り取られたら驚きもするでしょうが。

 噛み千切る(・・・)って感じじゃなくて、普通にサクッと切り取ってたぞ。

 痛そうどころの話じゃなかったな。


 ……あ、別に食べられはしないのね。

 ぺっと手に出して丸太の上に置いてるし。



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