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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1121/3914

1121:抱っこさせてあげよう。

 うーむ、ぬくい。

 けどずっとこうしてる訳にもいかないし、そろそろ降りるとしよう。


「よし、ありがとう」


 手をついて起き上がってから、感謝の気持ちを込めて毛皮をぽふぽふ。


 ……そんな「えー」って顔されても困るんだけど。

 もっとモフれって言われても、アリア様が順番待ちしてる状況だし。



「はいはい、また今度ね」


「そのままやっていてくれても、こちらとしては構わんがな。なぁ?」


「はい」


「……とりあえず、落ち着いててくださいね?」


 遠くに座ったままではあるけど、モニカさんのテンションが上がり過ぎててちょっと怖い。

 さっきからちっこいもの同士でわいわいやってるから、モニカさんみたいな人には目に毒なんだろうなぁ。


 まぁアリア様がと言うかジョージさんとコレットさんが居るし、暴走の危険は無いだろうけどさ。

 したとしても即座に鎮圧されるだけだし。




 おっと、それは良いとして。


「んじゃ、行っておいで。なんなら抱っこしてもらえば?」


 もっと構ってもらいたくて残念そうな顔はしたけど、すぐに切り替えて元気にアリア様の方に走って行ってくれた。


「ふむ、抱いて良いのか?」


「良いっぽいですね。言っておいて何ですけど」


 「どうぞどうぞ」どころかむしろ大歓迎って笑顔で頷いてるし、私に言われたから許すって訳でもなさそうだ。

 意思も確認せずに言っちゃったから、仕方ないって顔されたらちょっと困るところだった。



「むぅ、抱き方は……こんな所か?」


 アリア様がそっと持ち上げて左手の上に後ろ脚が来る様に座らせてあげると、シェラの側で少しもそもそと動いて左腕の上に上手に収まった。

 左手一本で抱かれてる状態になったから、右手でいくらでもなでなで出来るって寸法だな。


「ふーむ…… 良い手触りだ。実に良い」


 「でしょー?」みたいな笑顔で見上げるシェラのほっぺたをアリア様がぷにって突っついて、シェラがけらけらと笑いながら指先をぽふぽふっと叩いてる。

 うむ、既に仲良しだな。良い事だ。


 でも叩き方には気を付けないと、コレットさんが動く可能性が有るから要注意だぞ。




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