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VRMMOで妖精さん  作者: しぇる


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1113/3915

1113:残った物は返却しよう。

「さて、それじゃ戻ろうか」


「はい。クリス様、ありがとうございました」


「ありがとねー」


 ふわっともう一撫でして、入り口の布を…… これ地味に重いな。

 まぁ普通にめくれる程度の重さだから問題無いけどさ。




「終わりましたー」


「うむ」


 テントから出て、まずはアリア様に終了報告を。

 まぁ出てきたって事は終わったって事だけど。


 あ、何か足りなくて欲しいですって言いに来る可能性も無くは無いのか。



「む」


 ん?

 あぁ、クリスが使わなかった枝を持って顔を覗かせてるのか。


 ぺこりとお辞儀するクリスから枝を受け取って、コレットさんへ。


「ふむ、これは中々」


 あ、石も出てきた。


「元とは違う物体になっちゃってますけど、どうします?」


「当然、ありがたく受け取っておくさ」


「あ、はい」


 当然と言われても。

 まぁこっちも受け取るだろうって思ってたし、ツッコむ所では無いな。



「コレット」


「はい」


 ……今度はわざわざ声をかけるからどうしたのかと思ったら、受け取った石を磨き始めた。

 まぁうん、アリア様の物だし好きにすれば良いんだけどさ。

 元々ただの石だし、そんなに綺麗にはならないと思うよ。




「ところで、クリスの能力についてなのだが」


「あ、そうですね」


「大体聞こえていたので問題は無いぞ」


「……あー、まぁ確かに布一枚……二枚ですしね」


 多少遮られはするだろうけど、一応聞こえる程度には通ってたらしい。


 そういえば外からは全然話し声とかが聞こえてきてなかったけど、聞くため……というかクリスが落ち着いて見せられる様に黙っててくれたんだろうか。

 見えなくてもずっと声が聞こえてたら、囲まれてるって感覚が残りそうだし。


 まぁなんにせよ、全部説明しなくて良いっていうのは楽で良いな。

 とは言ってもそんなに詳しく口に出してないから、一応言った方が良いとは思うけど。



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